エナジーバンパイア=人の元気を奪う存在

エナジーバンパイアという言葉を聞いたことがあるでしょうか。バンパイアと言えば吸血鬼です。その名の通り「人のエネルギーを吸い取る吸血鬼」の様な人を指しますが、基本的には「人の活気を奪う」のが特徴です。例えば周囲に「この人といると疲れる」「いつもこいつに振り回されているんだよな」と感じる相手はいないでしょうか。彼ら(彼女ら)こそがエナジーバンパイアなのです。

このエナジーバンパイアというキーワードは、最近話題になっていますが、これまで言葉で定義しにくかった存在でもあるため、「ああ、あいつはエナジーバンパイアだったのか！」と共感を得ることが多いようです。彼らエナジーバンパイアについて紹介されている情報を見ると、どうしてもスピリチュアル系の記事が目立ちますが、「パワーストーンを買ったり波動を調整したり」しなくても、所詮は人間同士の問題なので、対処する方法は沢山あります。

エナジーバンパイアは2タイプ

エナジーバンパイアには、大きく分けて2種類のタイプがあります。まず、最も典型的なのが、「1.無駄に元気があり自己中心的なタイプ」のエナジーバンパイアです。一方で「2.ネガティヴを押し付けてくるタイプ」も存在し、大抵は、このいずれかのパターンに当てはまります。

まず、「1.無駄に元気な自己中タイプ」は、基本的に何事にも前向きな姿勢を見せるため、異論を唱えることが苦手な日本人は、このタイプに振り回されるケースが多いかと思います。例えば仕事でも、相手から何の承諾も得ていない状態で、勝手に話を進めて周囲に協力や準備を迫った挙句、突然「やっぱりやめた」と中止したりしますが、付き合わされた周囲の人間は時間を無駄にし、文字通りエネルギーを浪費させられます。

次に「2.ネガティヴ押付タイプ」のエナジーバンパイアは、いつも不平不満ばかりを口にし、聞いているとこちらまで嫌な気分になるものです。彼らのネガティヴ思考は極端で、会社だけではなく社会全体への不満が鬱積しており、会話の9割が「愚痴」だったりします。

どちらのタイプも共通しているのは、「一方的である」「自分の話ばかりする」という特徴です。何の脈絡もなく自分の思いつくままに話すため、献身的な人であればあるほど、エナジーバンパイアのターゲットにされやすいのです。

エナジーバンパイアの撃退法

こんな厄介なエナジーバンパイアへの対処方法は、まずは「関わらない」ことですが、彼らに狙われやすいのは、自分と他人との境界線が曖昧な善人です。他人のことを自分のことの様に共感できる性格を持っているため、こうしたエナジーバンパイアの様な人間と共依存の関係に陥りやすいのです。そして「無理に同調しない」ことも大切です。献身的に相手の話をよく聞く人は、「相槌を減らす」「相手の求めるリアクションをしない」など、少し無理してでも「相手を気持ちよくさせる習慣」から抜け出す必要があります。友人が「エナジーバンパイア」だと感じたら、まずは接点を減らすことから始めてみるのもよいでしょう。