神社に「鳥居」がある意味は!?なんで朱色がばかりなの?
- 2019/03/20
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神社にある鳥居!
日本には、全国各地に神社があります。神社と言えば、「鳥居」を真っ先に思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。神社への入り口や参道などに鳥居があり、神社に参拝に行った時にはくぐる機会があるはずです。
神社に付きものの鳥居ですが、どんな意味があるのか知っていますか。鳥居はただのオブジェではなく、しっかりとした意味があるのです。そこで今回は、神社の鳥居の意味や朱色が多い理由などについて紹介していきます。
鳥居にはどんな意味がある?
鳥居の意味をわかりやすく言えば「結界」です。鳥居には、「神様の世界」と「人間の世界」を区切る結界を意味しています。神社は神様がいらっしゃる場所であり、鳥居より先は神様の領域となっているのです。
そう考えれば、鳥居が神社の手前や参道に建てられていることに納得できるはずです。これから鳥居をくぐる際には、「ここからは神様の領域」と意識してみてください。
ちなみに、神社の鳥居の由来ははっきりしていません。たくさんの説があるのですが、どの説が正しいのか断定されていないのです。
なぜ鳥居は朱色が多い?
神社にある鳥居をイメージした場合、朱色の鳥居を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。実際に、鳥居は朱色が多いです。実は、鳥居は朱色が多いことにも理由があります。
鳥居に朱色が多い理由は、「仏教において朱色は魔除け」の意味があるからです。神社と仏教は関係ないと感じるかもしれません。しかし、日本では神様と仏様が融合した、「神仏習合」という考え方があります。そのため、仏教の考えも取り入れらており、鳥居を魔除けの朱色にすることが多かったのです。
ちなみに、神社にある鳥居はすべてが朱色というわけではありません。朱色以外にも、白色や黒色など様々な色の鳥居が存在しています。
鳥居にも種類ってあるの?
意外かもしれませんが、鳥居にはたくさんの種類があります。約60種類以上あるとされているのです。代表的な鳥居の種類としては、「神明鳥居」と「明神鳥居」の2種類が挙げられます。
「神明鳥居」は、鳥居上部の横柱が一直線になっているのが特徴です。また、横柱の両端が上向きに沿っているのが「明神鳥居」の特徴となっています。多種多様な鳥居があるため、神社に参拝した際には鳥居の構造にも注目してみてください。
鳥居をくぐる際の作法!
鳥居は結界であり、くぐってしまえば「神様の世界」に踏み入れることになります。そのため、鳥居をくぐる際には正しい作法があります。せっかく神社に参拝するなら、正しい作法で鳥居もくぐるべきです。
鳥居をくぐる正しい作法では、まずは鳥居をくぐる前に一礼をします。もし帽子を被っている場合、帽子をとって一礼するようにしましょう。また、衣服の乱れなども直しておくのがベターです。
一礼する際には、鳥居の真ん中で立ち止まってはいけません。中央は神様が通る道であり、鳥居の真ん中で立ち止まるべきではありません。もちろん、参道も真ん中ではなく、縁をあるくようにするべきです。参拝が終わって再び鳥居をくぐる際には、神社の本殿に向き直って、再び一礼してからくぐるようにしましょう。
これからは正しい作法で鳥居をくぐろう!
神社にある鳥居は、結界を意味しています。鳥居より先に進めば、そこは「神様の世界」が待っているのです。何気なく鳥居をくぐってしまいがちですが、ここから先は「神様の領域」であることを意識するべきです。
そして、鳥居をくぐる際には一礼をして、正しい作法でくぐりましょう。また、帰る際にも、しっかりと一礼するのがマナーとなっています。礼儀正しく参拝することで、より効果を得られるかもしれません。