毎年「〇〇流星群」が見ごろのニュースを見るが流星群は珍しいのか?
- 2018/12/27
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毎年「○○流星群」のニュースが!
毎年、様々な時期に「○○流星群」が見ごろというニュースを見かけます。12月には、「ふたご座流星群が見ごろ」というニュースを見かけた方もいるのではないでしょうか。他にも違う時期には、オリオン座流星群やしし座流星群など聞いたことがあるはずです。
そこで気になるのが、流星群を見ることは珍しいのかです。毎年のように、流星群の見ごろのニュースがあるため、流星群は珍しいのか疑問になる方もいるでしょう。
流星群が珍しいのかについては、流星群が起こるメカニズムを知ることで理解することができます。今回は、流星群が起こる理由と珍しいのかについて紹介していきます。
流星群はなぜ起こるのか?
まずは、なぜ流星群が起こるのかメカニズムについて紹介していきます。流星の正体は、宇宙空間に漂っている流星物質です。この流星物質は、とても小さい粒子であり、数ミリ~数センチほどとなっています。
この流星物質は、とてつもなく速いスピードで地球大気圏に突入してきます。そして、地球大気で原子や分子と衝突するのです。衝突すると「プラズマ」と呼ばれる状態となり、発光現象が見られます。これが、流星群の正体なのです。
簡単に言ってしまえば、流星物質が地球大気圏に突入し、これによって原子・分子と衝突してプラズマ化することで流星となるのです。
実はあまり珍しくない!
実は、流星群を見ることができるのは、あまり珍しいわけではありません。流星物質は、彗星がばら撒いた塵や石です。彗星は太陽系の端からきて、太陽の周りを戻ってくるのですが、この通り道に塵や石をばら撒いていきます。
そして、地球がそこを通過する際に、大量の塵や石が地球大気に突入し、流星群となるのです。地球は、毎年ほぼ同じ日時に彗星の通り道を通過します。そのため、毎年同じ時期に流星群を見ることができ、実はあまり流星群は珍しくないのです。
ただし、流星群のピークは毎年違います。夜ではなく、昼や夕方などにピークになってしまうことがあります。さらに、夜でも天候が悪ければ、見ることができません。そのため、しっかりと流星群を見ることができるのは、珍しいと捉えることもできるでしょう。
流星群なら三大流星群
流星群で有名なのが、三大流星群です。三大流星群とは、「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」の3つのことを指しています。流星の出現数が多く、比較的に見やすい流星群となっています。
しぶんぎ座流星群は、1月4日頃がピークになっており、1年で最初に見ることができる流星群です。ペルセウス座流星群は、8月13日頃がピークとなっています。そして、ふたご座流星群は12月20日頃がピークです。
ちなみに、流星群は三大流星群以外にも有名な流星群がたくさんあります。「オリオン座流星群」「しし座流星群」「こぐま座流星群」などが有名です。オリオン座流星群としし座流星群は10月、こぐま座流星群は12月に見られる流星群となっています。ぜひ、これらの流星群を眺めてみてください。
見ごろの日には夜空を見上げてみて!
流星群は、毎年のように見ることができます。その都度、ニュースでも取り上げられるはずです。そのため、見ごろの日になったら、夜空を見上げてみるのがおすすめです。美しい流星を眺めることができます。
ちなみに、流星群を見る際には、名前がポイントです。流星群の名前になっている星座を見ることで、まるで降ってくるように流星群を見ることができます。とは言え、実際には夜空のどこでも見ることができます。
また、流星群を眺めるのに慣れていない方は、望遠鏡よりも肉眼がおすすめです。肉眼の方が視野は広いため、流星が見やすいです。ぜひ、流星群を眺めてみてください。