今どきの若いもん?ミレニアム世代の求めるものとは?
- 2016/12/23
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ミレニアム世代とは
いつの時代も、大人は若い世代に対して「今時の若者は」という視点で見がちです。グローバル化が進み、物心ついた時期から既にデジタル機器やインターネットに触れている、いわゆる「デジタルネイティヴ」であるミレニアム世代と呼ばれる若者たちと対峙すると、ジェネレーションギャップという次元では括れない隔たりがあることが分ります。ミラニアム世代(ミレニアル世代)は一体何を求めているのでしょうか。
ミレニアム世代の特徴は「無気力無感動」
ミレニアム世代と呼ばれる若者の特徴として、「元気がなさそう」「お金を使わない」「恋愛をしない」という3つのキーワードがあります。この背景には何があるのでしょうか。原因はインターネットにあります。ネットにアクセスすれば、自分の将来や未来のようなものが透けて見え、自分が経験する前に「答え」のようなものが得られるため、「ああ、多分こうなるんだろう」と、半ば未来が見えてしまっている状態です。自分たちの将来は年金を貰えず、高収入のしごとにありつける確率も低いということを知っています。すると当然、あくせく働くことは選択せず、「答」が不明確な「恋愛」は極力避けて通り、達観してダラダラと無気力になるのは致し方ないのかもしれません。
彼らは共感を求めている
ミレニアル世代はインターネットが普及した環境で育ったため、それがあるのが当然であり生活の一部となっています。そのため、SNSなどにおいて情報における危機管理能力の欠如が見受けられます。また、SNSなどで広く浅く交流を図る傾向にあり、共感されることを望んでいます。そのため、対面で深く立ち入られることに慣れておらず、指摘などをする際は頭ごなしに否定せず、一旦彼らの主張を受け入れた方がスムーズにいくと思われます。そして、インターネット上における仕事とプライベートの区切りが曖昧になっているので、共感を求めるあまり、愚痴に紛れて企業の守秘義務に抵触する恐れもあり、その点も注意が必要です。
次世代を作ることを許された世代
マイクロソフトがWindowsを発表しコンピュータが急速に一般家庭に広まり、ソニーがウォークマンを発表しそれまで重苦しかった音楽を外で聴くという習慣を変え、アップルがドコモがiモードを発表しインターネットが室内だけの世界から外の世界にまで広げ、アップルがiPhoneを発表し、それらすべてをカードサイズほどの端末に詰め込まれました。それらのイノベーションをすべてリアルタイムで感じれたのが見れにある世代です。過去にこれらが撒いたイノベーティブの種を発芽させるのは、新たな細胞を作り上げた人でもなく、歌手にしてノーベル賞を受賞した人でもなく、間違いなく彼らです。
ミレニアム世代に理解は不要?
もし、彼らを部下にもった際は、彼らの考えを理解できる中間的な世代のマネージャを間に置き、意思疎通の架け橋となってもらうのがベターです。ジェネレーションギャップは無理して埋めようとすると、ミレニアム世代は「さらに壁を作る」という傾向があります。無理に彼らの考えを理解したり、上の世代の考えを押し付けようとせず、最低限のコミュニケーションだけで仕事だけをこなしてもらうスタンスが適しているのかもしれません。