もっこり大王ここに復活!シティーハンター劇場版がやってくる
- 2018/12/22
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バブルの匂いをさせながらリョウが新宿に帰ってきた
いや〜、ここで復活させちゃいますか!
当時バブル全盛の新宿を舞台に暴れまくったアニメ「シティーハンター」が劇場版として来年2月に全国一斉ロードショーされることが決まった。
シティーハンターといえば「キャッツ・アイ」に次ぐ北条司先生の2作目にあたり、自分は週刊ジャンプ連載中リアルタイムは逃したものの、単行本全巻でがっつりキャッチアップした思い出の作品。
まあ今見ると、濃いめの作画タッチと毎度セクハラまがいがお約束の主人公が受け入れられるかどうか微妙なのだが、あの時代の勢いと匂いをプンプン感じさせながら、再読に耐えられる数少ない大人漫画だろうと思う(でもジャンプ掲載www)。
世の中はここへきて「聖闘士星矢2019(仮称)」とか、古いコンテンツの焼き直し&怒濤の批評合戦が何件か持ち上がっている。
けどこっちはうまくやればアラフィフの渇いた心にはまり込む可能性大の最後の砦、それこそがシティーハンターなのだ。
ほとんどオリジナル声優陣集結の奇跡!
こうした復活版アニメは、当時の雰囲気を壊さずにいくか、それとも新説として未来につなげやすい設定に変更するか、まずはここが大きな関門となる。
くだんの「聖闘士星矢2019」は「現代社会において男性ばかりが活躍する世界は受け入れがたい」とかなんとかで、もともとフェミニンだったアンドロメダの瞬を女性に設定変更しちまった件が「しっかりしてくれ、Netflix!」という批判を浴びたらしい。
ところがシティーハンターは、ティザーサイトの予告を見てもわかるとおり、シナリオのかなりの部分までが昔通りの設定&オリジナル声優陣勢ぞろい。
みなさんそれぞれにお歳を重ねられたベテラン声優のはずだけど、今のところ声にも雰囲気にも破綻した感じが一切ない。(ってことは、あのころかなり若いメンツでキャピキャピ収録してたってことか…)
まあ作画の感じは現代風CG使いののっぺり感が否めないし、リョウ(漢字難しいのでカタカナでゴメン)の顔立ち&体格も少し大人しめ。
北条先生のタッチは長い線でスラスラと表現し、細部はあまり処理せず線が飛び散る感じが良かったので、今のアニメはつい大人しいと感じてしまうのだろう。
線画をあまりキレイめに作らないでほしいという希望はあるものの、いずれにしろあの声優陣のナマ声をまとめて聞けるだけでもゾクゾクすること間違いなしなのだ。
ここ超大事!主題歌Get Wildが良すぎてやっぱ震える
でも実は一番嬉しかったのが、主題歌を「Get Wild」のままにしてくれたこと。
正直、アニメの作画が変わっても「Get Wild」さえバックに流れればある程度当時にフラッシュバックできそうな感じだから。
YouTubeの本予告動画を見た瞬間、その画面自体じゃなくて前奏に「♪テンテンテン、テテテテテン…」とおなじみのフレーズが流れた瞬間に脳内が「キターーーーーーーーー!」だったし、シティーハンターにはどう考えてもこの曲しかハマらないことに今さらながら気づかされた(新曲はハードル高すぎぃ)。
現在のTM NETWORKの状況からして残念ながら「撮り下ろし音源」にはならないだろうから、大事に大事にこのオリジナル曲を使っていくことできっと自分のようなファンがついてくるはず。
TV放送を成功させた要因の半分が「Get Wild」による極上の雰囲気作りだったと思うし、前作キャッツ・アイ担当の杏里姉さんともども、主題歌は神曲と言っていい出来映えでしたのでね。
あとはシナリオだけれど…
幸いシティーハンターは、終始裏を流れる一貫したテーマ性というものは薄く(リョウとカオリの関係は変化するけど)、基本1話完結のエンターテイメントだから、劇場版は作りやすい。
カオリが持ってきた依頼が女がらみだとリョウがやる気を出し、途中依頼者の女性に手を出し、カオリが100トンハンマーで成敗し…が、なかば水戸黄門ばりのお約束パターン。
逆にこうでないと尻がムズムズするかもwww
あとはラストシーンのリョウ、カオリの顔と、二人をどうフェードアウトさせるか(予告めいた終わり方にするのか、完結版扱いにするのか)で視聴後の爽快感が変わってくるはず。
もうアニメに携わることはないのかもしれないが、北条先生にラストの良いアイデアがあるならぜひ教えてほしいと思うけど…。
とにかく久しぶりに大人アニメが楽しみです!