新しいラジオが欲しいのは、改めてラジオと出会ったから
- 2018/09/05
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欲しいなあ、オシャレラジオ
以前「YAZIUP!」でも紹介した「ガテン系ラジオ」、マキタ製や日立工機製のヘビーデューティなラジオに強烈な魅力を感じつつも、いまだ購入に至っていない私、アントニオ犬助なのです。
そんな犬助が先日見かけて強烈に物欲を刺激されたのが、英国ロバーツ社のラジオ「R250」。ボディは木製、総革張り。同色のハンドルが付属しておりハンドバッグにも見えてしまう、そのラジオの愛らしさ。
聞くところによると、1950年代にヒットした商品をそのまま復刻したモデルだとか。それにふさわしい、古びることのない魅力をたたえている。
欲しい、実に欲しい!!と、思うものの……問題は、その価格。
ガテン系ラジオは主なモデルは1万円超え、充電器とバッテリを別途購入するとカンタンに3万円を越えてきてしまうという高価格。まあ、こちらはBluetoothに対応していたり、スマホを内蔵・再生できたりする多機能ぶりだからガマンしましょう。
一方で、ロバーツ「R250」は3万円弱。こちらは他の機能は全く付いていなくて、ラジオのみでこの価格というのはどういうことでしょうか。
まあ、それ相応の造りはしているとは思うのですが。
これで何度目?ラジオに開眼
こんな話をあちこちでしていると、決まって怪訝な表情をされてしまいます。
そこから読み取るに「このご時世にラジオですか?」というニュアンスを含んでいると思うのですが、そういう人には逆に、なぜラジオを聴かないのか?と、たずねたくなってしまうのです。
というのも犬助は最近、ラジオの魅力に開眼したから。
人生何度目かのことですが、ラジオの素晴らしさに気が付いたからです。
まず、ジャマにならない。というのが、ラジオの素晴らしさ。
テレビと違って映像がありませんから、日々の活動のジャマにならないのがラジオの優れた点。加えてソースが音に限定されていますから、想像力が入り込む余地がある。
ただ受け身になってしまいがちのテレビよりも、ずっと能動的なメディアがラジオ。
そういえば、テレビ視聴時にはありがちな「ぼーっ」としていることって、ラジオを聞きながらでは、ない気がしませんか?ラジオなのに開「眼」というのも、変な話ですが。
何かに偶然出会うなら、やっぱりラジオ
そして、何かに偶然出会う確率が高いのもラジオの魅力。
先日もラジオから流れてきた曲にピンと来て、思わずCDを購入してしまったのですが、こんなことが起こりやすいもの。
知らなかった人へのインタビューや、観たことのない映画の話題にひかれてしまうということも多々あるのです。
しかし、メディアの王座をテレビから奪った感のあるYoutubeではこうはいきません。
ラジオのように垂れ流しにしておいて、その中から琴線に触れる何かと出会うというのはレアケース。大量のデータが蓄積されているのはありがたいのですが、目的意識がないにも関わらず何かとであってしまうということは、Youtubeでは起こりにくいのです。
そういえば昔はラジオを情報源にして、様々な新しい音楽を知ったもの。
YMOも、レッド・ツェッペリンも、エルビス・コステロも、初めて知ったのはラジオだったな、と。
犬助がオススメするプログラムはこちら
NHKラジオ第1、平日の朝8時からの「すっぴん!」。その中のコーナー、金曜日の11時台「高橋ヨシキのシネマストリップ」、そして「春日太一の金曜映画劇場」。
NHK-FM、日曜の夕方5時からの渋谷陽一「ワールドロックナウ」。
そして、現在絶賛絶賛放送中のNHKラジオ第1、朝8時5分からの「夏休み子ども科学電話相談」……この様に、ラジオには非常に魅力的なプログラムがぎっしり。
ラジオと聞いて怪訝な顔をする人たちも、これらを聴けばきっと考え方が改まり、魅力に気がつくはずなのです。
そういえば、夏休みももう終わり。同時に電話相談も終わってしまいます。
まあ「すっぴん!」を聞きながら、冬休みが来るのを心待ちにしましょうか。