オヤジが子どものころに夢中になったTVゲームをまとめた「ミニ〇〇」ってどうなの?

  • 2018/08/21
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生産再開!! 店頭に並び始めた「ミニファミコン」

生産再開!! 店頭に並び始めた「ミニファミコン」

「ニンテンドークラシック・ミニ・ファミリーコンピュータ、販売再開!!」こんなニュースが流れたのは今年の6月。
2016年末に発売されるや大人気、プレミアすら付いていた「ミニファミコン」、Twitterなどでは「大歓迎」といったコメントであふれました。しかし私、アントニオ犬助はこれについては、あまり食指が動かないというのが正直なところ。購入しないだろうな、なんて思っているのです。

確かにミニファミコンは仕様を見る限り、非常に魅力的なゲーム機なのは間違いありません。オリジナルのファミコンのデザインそのままに、手のひらサイズにコンパクト化されたボディには、子どものころに夢中になったファミコンのソフトが実に30本。
「スーパーマリオ」シリーズはほぼ一式入っていますし「ギャラガ」や「グラディウス」といったシューティング系も収録、「メトロイド」や「魔界村」といったアクション系もしっかり押さえられているのですが……やっぱり、購入しないでおきましょう。

 

当時、これらのTVゲームに夢中になれた理由

当時、これらのTVゲームに夢中になれた理由

その昔、怪しげな電気屋で見つけたのはファミコン互換機。
これで本体が失われて以来、久しく遊んでいなかったファミコンソフトを堪能できると喜び勇んだのは、つかの間のこと。
でも、まあつまらない。当時のソフトは、思っている以上につまらなかったものでした。

グラフィックが汚いとか、音が安っぽいとか、ゲーム自体が陳腐化しているとか。つまらない理由は色々あるのですが、最大の理由は環境の違い。

ゲームについて語り合えたり、ゲームをやっている背後で笑っていたりする友だちがいないこと。放課後に友だちの家に集まって、ゲームに没頭している独特の空気がないこと。これ以上、ゲームをやっていると親に怒られてしまうという、緊張感がないこと。

これら当時の環境が失われてしまった現在、当時のゲームをやったからといって何も楽しくはならないのです。

 

グッズとしては秀逸なミニファミコン

確かに今回、店頭に並んでいるミニファミコンは、昔購入した互換機と違い外観は秀逸。
パッケージも本体も、当時そのままのルックスを再現していますから、グッズとしてコレクションしておくには最適なもの。
ミニファミコンと同コンセプトの「ニンテンドークラシック・ミニ・スーパーファミコン」も販売されていますからミニファミコンとミニスーファミ、2台並べて飾りたいといという欲求は犬助にもあります。

しかし、肝心のゲーム機としてはどうなのか? と考えると、何ともいえない。
だって、ゲームがつまらないから。

ただ飾っておくだけならば、ミニファミコンやミニスーファミじゃなくても、別のノスタルジックなグッズで良いのではないか? と、思わせるのです。

 

ミニファミコン以上に秀逸な「NEOGIOミニ」

ミニファミコン以上に秀逸な「NEOGIOミニ」

と思っていましたら……いつの間にか発売されていたが「NEOGIO ミニ」。
「NEOGIO」は、ファミコンやスーファミより若干後の世代のゲーム機。犬助が子どもを卒業したころにゲーセンで楽しんでいたハードです。

「凄いゲームを連れて帰ろう」
そんなキャッチコピーで販売されていたにも関わらず、ハードの価格は5万8,000円、ソフトは1本3万円。従来の家庭用ゲーム機との格の違いを感じさせるある価格設定は、正にあこがれと呼ぶのにふさわしいゲーム機。それだけに業務用をゲーセンで遊ぶしかなかったのです。

そんなNEOGIOのミニ版がソフトを40本も内蔵して発売になると聞いて、犬助の心は沸き立ったもの。加えてワクワクを加速させてくれたのが外観。
当時のアップライト筐体を彷彿とさせるデザインは、正に秀逸。3.5インチの液晶画面も内蔵されていますから、テレビに繋がずとも楽しめるというのも優れているのです。

ファミコンやスーファミとNEOGIO、何が違うのか? というと当時所有していたか否か、というところ。
「あー懐かしいねえ」というのがミニファミコンに対する感想ならば、「これ、めっちゃ欲しかったやつや!!」というのが、NEOGIOミニに対する感想。

ノスタルジーだけでなく、当時欲しくても手に入れられなかったものを、今になって手に入れるというリベンジ感も満たしてくれるのが、NEOGIOミニ。その点においても、アップライト筐体を模したデザインはツボを刺激してくるのです。

ちなみにこのNEOGIOミニ、販売価格は1万円台前半。まあ「キング・オブ・ファイターズ」にしろ「龍虎の拳」にしろ、ゲームとしてはつまらないんでしょうけれど、かなり魅力的なハードだと思いませんか?

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アントニオ犬助
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みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
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