狭小住宅は老後が心配
- 2016/07/24
- ライフスタイル・娯楽
- 1326view
- 住まい
- 不動産
- 住まい
- 家庭
- 家族
- 暮らし
都会暮らしに便利な狭小住宅
大都会の中心部ともなれば土地の値段も非常識なほど高額でとても買えません。しかし、少し離れたところなら何とか手の届く範囲で買える土地も結構あります。ただし、猫の額と形容されるような狭い土地であることも珍しくないようです。
そこで活躍するのが狭小住宅です。土地がどんなに狭くても、ちゃんと人が住める設計の家があります。一般的なタイプとして3階建て狭小住宅を目にすることも多いですね。
3階建て狭小住宅の間取りは、1階が車庫と玄関、2階がリビングダイニングキッチン、3階がベッドルームなどです。お風呂は状況により1階にある物件もあれば2階の物件もあります。共通するのは1階が車庫という点です。
大家族が住むには無理がありますが、2人から3人なら問題なく住めるでしょうし、関係性によっては4人でもいけそうです。有効な土地活用として文句はないですね。
年をとると縦より横がありがたい
土地代をおさえられる狭小住宅ですが、年をとると暮らしにくい物件となりかねません。なにしろ、加齢によって足腰が弱ってきます。何をするにつけ上下移動、しかも階段の昇り降りが必要となる狭小住宅は老人には過酷な物件です。
また、ただでさえ行動範囲が狭くなる年代で、家の中まで狭苦しいのでは気分まで落ち込みそうです。高齢者にはある程度の面積を確保した平屋が一番という人も多いなかでは、狭小住宅のメリットも霞んでしまいます。そもそも、土地が狭いから建物も狭いわけです。そこでは、庭で土いじりということも難しいでしょう。
住む場所の制約や金銭的な事情もあるでしょうが、老後のことまで考えた家づくりが重要です。元気なときには年をとった自分の姿は想像しにくいものです。だからこそ、常に意識しておく必要があります。
現役時代だけ住むことにする。老後は地方のゆったりした家に住む。こんな計画であれば、狭小住宅も威力を発揮します。そのためには、老後に備えてあまり費用をかけすぎないことも大事です。