ギター界のレジェンドが口をそろえて絶賛する「あの男」

  • 2018/08/16
  • ライフスタイル・娯楽
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知らない人にも知ってほしい、あの男のこと

知らない人にも知ってほしい、あの男のこと

長いロック史のなかで、これまでにたくさんのギタリストが世界に名を轟かせてきました。
クイーンのブライアン・メイ、世界3大ギタリストのエリック・クラプトン、U2のジ・エッジ、ガンズ・アンド・ローゼスのスラッシュ、ザ・スミスのジョニー・マー…。
彼らは間違いなく世界屈指のギタリストです。
そんなレジェンド級ともいえるギタリストに愛され、死後も影響を与え続けている男「ロリー・ギャラガー」を、あなたは知っていますか。

 

音楽に目覚めたのはエルビス・プレスリーがきっかけ

ギャラガーが生まれたのは、1948年3月2日のこと。
アイルランドのバリーシャノンに生まれた後、デリーとコークで幼少期を過ごしたギャラガーは、テレビで観たエルビス・プレスリーに衝撃を受け、音楽に目覚めたといいます。

9歳ごろには両親からアコースティック・ギターをプレゼントされ、レコードはレッドベリー、チャック・ベリー、マディ・ウォーターズなどを聴いていました。
ギターは独学ながらもメキメキと腕をあげて、12歳のころに地元のタレントコンテストで得た賞金でエレキ・ギターを購入。
ギャラガーがギターに没頭していたことがよくわかるエピソードですね。

 

「テイスト」の結成

「テイスト」の結成

1960年代中盤には、スペイン、ロンドン、ドイツのハンブルクなど、国内外で演奏を披露していたといいます。
すでにプロとして各地に足を運んでいたギャラガーですが、転機となったのは意外や意外、地元であるコークでした。

1966年に結成した「テイスト」は、地元のコークで結成したバンドです。
1967年にリリースしたシングル「Blister On The Moon / Born On The Wrong Side Of Time」がヒットした後、クリームのマネージャーであるロバート・スティグウッドに見い出され、マネージメント契約とメジャーデビューの話が舞い込んできます。
ただし、「リズムセクションを強力にしてから」との条件をあげたといい、メンバー交代を余儀なくされました。

そのメンバー交代のスピードが尋常ではなく、
火曜日・・・メンバー交代が告げられる
水曜日・・・最初のメンバーでライブ
木曜日・・・新しいメンバーでスコットランドへ
という、目まぐるしい速さのなかで行われました。

■Taste – What’s Going On (Live At The Isle Of Wight)

ギャラガーのセンスが大爆発!

3ピースバンドとしては、先に成功を収めていたクリームがいたために、「第2のクリーム」と言われることがありましたが、独自の道を開拓していき、多くのファンを獲得しました。

 

テイストの解散

1969年には1stアルバムをリリースし、ブラインド・フェイスの前座としてアメリカツアーに同行するなど、精力的に活動を続けていましたが、マネージャーのエディ・ケネディの搾取により、メンバーの生活は苦しかったとのこと。
機材をそろえるのはおろか、弦を買うのもままならぬ状況で、PA機材においてはギャラガーがショーバンド時代に使っていたものだったといいます。

そんな苦境に立たされていてもなお、ライブに情熱をそそいできた彼らですが、1970年ごろから陰りが見え始めました。
レコードが売れてもクラブをいっぱいにしても、収入が一向に増えないことに、ギャラガーの我慢はついに限界に達したのです。
ギャラガーがマネージャーのケネディに待遇の改善をお願いしたところ、ケネディは他のメンバー2人に「ギャラガーはバンドをコントロールしたがっている」「ギャラガーがギャラを管理して、他の2人に支払いたいと言っている」とウソを吹き込んだことで、メンバー間に大きな溝ができてしまい、解散までの間もギャラガーは苦痛を強いられることとなりました。

 

そしてソロへ

そしてソロへ

ソロとなったギャラガーは、「ロリー・ギャラガー」「デュース」「タトゥー」などの作品を次々にリリース。
ソロデビュー翌年にリリースしたライブアルバム「ライブ・イン・ヨーロッパ」は、全英アルバムチャートで9位を記録し、メロディ・メイカー誌のトップ・ギタリスト・オブ・ザ・イヤーにも選ばれました。

その後も活動を続けてきたギャラガーでしたが、1995年にツアー先のオランダで倒れ、4月に肝臓移植手術を受けたものの、合併症によって47歳の若さでこの世を去ってしまいました――。

■Rory Gallagher – Tattoo’d Lady (From “Irish Tour” DVD & Blu-Ray)

もうこの世にギャラガーはいませんが、ギャラガーが残した音楽は後世でも愛され続け、新たな細胞となって様々な音楽のなかで生き続けることでしょう。
ギャラガーが歴代のレジェンドたちにリスペクトされている理由は、彼の音楽を聴けばわかるはずです。

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