車に「水抜き剤」は必要なの?どんな効果があるの?
- 2019/01/05
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ガソリンスタンドで進められる「水抜き剤」!
ガソリンスタンドで給油をしていると、「水抜き剤を入れてきましょうか?」などと聞かれた経験がありませんか。そのままお願いしたり、断ったりと対応は色々だと思います。
しかし、この「水抜き剤」とはどんな効果があり、本当に必要なのか理解していない方が多いのではないでしょうか。断るにしても、入れてもらうにしても、水抜き剤にはどんな効果があるのかなどは知っておくべきです。
そこで今回は、車にとって「水抜き剤」は必要なのか、そしてどんな効果があるのかを紹介していきます。
「水抜き剤」の効果とは?
まずは、水抜き剤はどんなモノなのか紹介していきます。水抜き剤の主成分は、「イソプロピルアルコール」です。通常、水と油は混ざり合うことがなく、ガソリンと水分が混ざり合うことはありません。
しかし、このイソプロピルアルコールは、ガソリンと水分の両方を混ぜることができます。そこで、水とガソリンと一緒にエンジンに送り、水を水蒸気として排出することができるのです。そのため、水抜き剤をガソリンタンクに入れることによって、文字通りタンク内の水分を除去する効果があるのです。
なぜガソリンタンクに水が溜まる?
ここで気になるのが、「なぜガソリンタンクに水が溜まるのか?」ではないでしょうか。そもそも、本当に水が溜まるのか疑っている方もいるでしょう。
水が溜まる理由としては、主に2つ考えられます。まずは、給油口から水が浸入してしまうケースです。雨の日に給油してしまうことで、給油口から水が浸入してしまうことがあるでしょう。
また、結露による水分も考えられます。ガソリンタンク内の空気が外気との温度差により、結露してしまって水滴ができ、ガソリンに混ざってしまうことが考えられるのです。
ガソリンタンクに水が溜まると危険なの?
ガソリンタンクに水が溜まってしまう可能性については、理解することが出来たと思います。しかし、今度は「水が溜まるとなぜダメなのか?」という疑問が湧いてくるはずです。
ガソリンタンクに水が溜まるとダメな理由は、タンクが錆びてしまうかもしれないからです。水とガソリンの重さから、水は下に溜まっていきます。そして、ガソリンタンクの底に水が溜まり続けると、底から錆びていってしまう可能性があるのです。
また、エンジンにまで水が入っていってしまう可能性もあります。このケースだと、最悪エンジンが使えなくなってしまうリスクがあります。そのため、水が溜まるのは危険と捉えることができるのです。
でも最近の車なら…
さんざんエンジンタンクに水が溜まる理由や溜まると危険という紹介をしてきましたが、実はあまり気にすることではありません。なぜなら、現在の車のガソリンタンクは樹脂製のものが多く、金属製でも「防錆コーティング」がされており、ほとんど錆びする心配がないからです。
また、水分が溜まることも、現在の車なら少ないです。最近の車は、ガソリンタンクの密閉性が高く、水分が浸入ににくい構造となっています。そのため、ガソリンタンクに水が溜まって、エンジンなどがダメになるというのは杞憂なのです。
結論:「水抜き剤」は不要!
結論を言ってしまえば、ガソリンスタンドで勧められる水抜き剤は必要ありません。なぜなら、現在の車はガソリンタンクに水が溜まることは少なく、仮に溜まったとしても樹脂製なので錆びる心配はありません。
そのため、水抜き剤は必要であり、ガソリンスタンドで勧められた場合、断っても問題ありません。ガソリンスタンドとしては、基本的に営業利益のために、水抜き剤をお勧めしているのです。無駄なお金を使いたくない方は、きっぱりと水抜き剤は断るのがいいでしょう。