車のエアコンにある「A/C・デフロスタ・内外気切替」っていつ使うかわかります?
- 2018/12/23
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なかなか使う機会がないA/C・デフロスタ・内外気切替
車のオーナーでも、移動手段として使っているだけの人にとって、車にはあまり使わない機能がたくさんあるものです。
エアコンの「A/C・デフロスタ・内外気切替」もそのひとつではないでしょうか。
それでは、早速ひとつひとつ見ていきます。
「A/C」エア・コン、エアコンの頭文字かなと思って、とりあえず押してみるというケースは少なくないかもしれません。しかし、正確に意味を理解して使っているでしょうか?
このスイッチは、たしかにエアコンに関するスイッチなのですが、なぜついているかといえば、コンプレッサーを始動させるためです。普通にエアコンのスイッチを入れたはずなのに、生ぬるい風しか出てこないという場合、このスイッチが切れています。
ちなみに、コンプレッサーはエンジンと連動しているため、エンジンを切ると生ぬるい風に逆戻りです。また、A/Cスイッチは、フロントガラスの曇りを取りたいときにも使います。いずれにしても、夏の暑い時期を除けば、使用頻度はそれほど高くないスイッチといえます。
続いて「デフロスター」です。こちらは、A/C以上に使用頻度が低いスイッチではないでしょうか。そもそもデフロスターって、どれ?と考え込んでしまいますが、あの温泉マークみたいなやつがそれです。
温泉マークが2つある!デフロスターは扇型の温泉マークがプリントされています。もうひとつあるのは、四角い温泉マークですね。これは、デフォッガーのスイッチです。なにが違うかといえば、担当している部分が違います。フロント担当がデフロスターで、リア担当がデフォッガーなのです。
機能としては、フロントガラスの曇りをとるのがデフロスター。リアウインドウの曇りをとるのがデフォッガーとなっています。
車の機能は正しく有効に活用しよう
ただし、デフロスターとデフォッガーは同じ意味の言葉でもあります。つまり、フロントとリアという区分けは本来存在しないという考え方です。しかし、便宜上であれなんであれ、デフロスターとデフォッガーを分ける考え方が浸透しており、現実にスイッチはフロント用とリア用の2つあります。
わざわざ、「フロント用デフロスターとリア用デフロスター」と呼ぶよりも、デフロスターとデフォッガーで分けた方が簡単ですね。
そして、多くの場合、デフロスターは風を使い、デフォッガーは熱線を使っています。
ガラスが曇ったら手で拭くか、窓を開けて風を入れているという対策方法もあるでしょう。しかし、せっかく標準でついている機能を使わない手はありません。
さて、最後になりましたが「内外気切替」です。
これは、文字通り車内の空気を中の空気のままにするか、外気を取り入れるかの切替スイッチとなっています。
走行中に気分を変えたくなったので外の空気を入れようと、内外気切替を触ることがあります。目的はなんでも構いませんが、本来の用途はちょっと違います。
また、車内に充満したタバコなどの臭いを追い出すために、ドアを開けて内外気切替を外気にし、送風を最大にするという使い方もされています。ドアを閉めた状態でうっかり内気で回すと、嫌なにおいが襲ってくるので大変です。
それはともかく、このスイッチは、デフロスターの使用と密接に関係しています。曇りをとる際に、外気導入にするのです。窓を全開にするという古典的な手法と近いといえなくもありません。
最近ではオートエアコンの車が増えており、自分でいちいち各種スイッチを操作する必要が減っています。しかし、手動で動かした方がよいケースもあるため、どのスイッチがどんな役割を持っているのかを、マニュアル片手に確認しておくものよいですね。