なぜ車酔いするのか?克服する方法7つを伝授

  • 2018/12/11
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車酔い

つらい車酔いの原因

車酔いする人としない人。なぜか、車酔いしやすい体質? の人はいるものです。せっかくの旅行やドライブでも、車酔いになってしまったら、楽しむどころの話ではありません。つらい車酔いの原因を取り除くことができれば、憂うつな気分から解放されるのに…。

さて、なぜ人は車酔いするのでしょう。車酔いのメカニズムは、めまいが起きるのと似ているといわれています。そこには、三半規管が大きく関係しているというのです。

人間は体勢を維持するために、視覚情報を利用しています。目に見える景色が重要なのです。それと同時に、三半規管がキャッチした情報も利用します。たとえば、目で見た情報が「まっすぐ立っている自分の前に広がる景色」で、三半規管からの情報が「自分はまっすぐ立っている」であれば、この2つの情報の間にズレはありません。

ところが、目に見える景色が正常であるにもかかわらず、三半規管がキャッチした情報が異常ということがあります。例でいえば、三半規管からは「自分は寝転んでいる」との情報が送られてきたようなケースです。このとき、異なる情報を送られた脳が軽くパニックを起こしてしまうと考えられます。

しかし、脳は人体の司令塔であり、情報のズレを修正するために動きます。この動きが過剰となって消化器系に不具合を生じさせた結果、車酔いの諸症状が出るということです。

念のため、この記事は医療記事ではありませんので、車酔いのメカニズムについては、イメージをつかみやすく書いています。そのため、厳密には不適当な表現があるかもしれません。車酔いの医学的な情報を求める場合は、医師に相談するか、専門家による記事を参考にしてください。

さておき、年齢が高くなるにつれて車酔いしなくなったと感じる人が多いといわれています。その理由として考えられているのは、経験を積むことでなれた結果だというものと、三半規管が十分に発達したからだというものです。

 

車酔いを克服するこの方法

ところで、三半規管の情報異常はなぜ起きるのかという肝心のところを話していませんでした。それこそが車酔いの引き金なのです。

車に乗っているときは、とくに意識していなかったとしても常に車体の揺れを感じています。悪路であれば、身体が大きく揺さぶられることも。この外的な動きによって身体が揺さぶられ、目で見た情報と三半規管の情報が異なる事態になります。

・揺れない車と揺れない道
車酔いを克服するといっても、そもそも車酔いにならない方がよいに決まっています。そこで、車に乗る場合は、できるだけ揺れない車に乗って、整備された道を走れるようなルートを選ぶことが重要です。酔ってしまったら、車から降りるという手もあります。

・酔い止め薬を飲む
克服に薬を用いるのは定番ですが、実際に酔い止め薬のお世話になっている人は少なくありません。車に乗る前に飲むのがベターですが、酔ってからでも飲むべきでしょう。比較的早く効く薬が多いようです。水なしで飲めるタイプが便利です。

・何も見ない
情報のズレは何かを見ているために起こります。目を閉じて情報を遮断すれば、ズレを抑えることにつながります。また、近くを見るくらいなら遠くを見るのもよいです。

・糖分を補給する
過剰に働いている脳のために糖分を補給することで、車酔いが軽くなる可能性があります。

・身体を楽にする
窓を開放して冷たい外気を入れ、気分をリフレッシュしたり、締め付けている着衣をゆるめたりしてリラックスします。

・気を紛らわせる
克服とは遠い感じもしますが、実は、気を紛らわせることで車酔いが軽くなる可能性は高いのです。運転していると車酔いしにくいといわれますが、運転操作に集中していることが、車酔いに対しての気を紛らわせる役割を果たしている部分もあります。

・車酔い対策の体操
普段から、目で見る情報と三半規管の情報にズレを起こして鍛えるという方法です。ゴロンと前転するなどやり方は様々あります。鉄棒の逆上がりなども期待できそうです。

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