マツダ 3ことアクセラの新型が発表されたがマツダ車の特徴とは
- 2018/12/10
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マツダはやはり、ディーゼルをラインナップするのだ
先日、ロサンゼルスモーターショウに先駆けて「マツダ3」こと「アクセラ」の北米仕様が
発表になりました。
予告されているパワートレインはガソリンエンジンが1.5L、2.0L、3.0Lの3種類、ディーゼルが1.8L、そしてハイブリッド。現行のアクセラから考えると、3.0Lとディーゼルが「アクセラ・スポーツ」という位置づけになりそうですね。
私、アントニオ犬助的には、1.8Lディーゼルに興味があるのですが、何しろ2015年に起きたフォルクスワーゲン社のディーゼル不正問題以来、世界的に人気が大下落したのがディーゼル車、今ではリセールもボロボロといいます。
しかし、そこにあえて向かっていくのマツダらしいところ。
不正問題とも無縁、燃費もガソリン車を上回ることに加え、ディーゼル特有のノイズも静か、気持ちよく回ると大好評の「スカイアクティブD」はマツダ車の強み。ニッチに強いというマツダならではのディーゼルに、今回も期待したくなりますね。
時代にあえて逆行するかのごとき「Mハイブリッド」
一方で、多くの人が気になるのがハイブリッドのはず。現行アクセラに搭載されているハイブリッドシステムは、プリウスに搭載されているタイプと同じもの。エンジンなどはマツダが開発していますが要はプリウス。モーターがやたら活躍する、あのシステムを採用しています。
しかし、新型マツダ3が採用するのは「Mハイブリッド」
日本ならスズキや日産が得意にしている「マイルドハイブリッド」が搭載されて、コストダウンとシステムの小型化が図られる模様。「これからのEVの時代に逆行しているな」というイメージもあるのですが、それには理由があるもの。
組み合される「スカイアクティブX」エンジンが優秀だから。マツダが社運をかけて開発した、新型エンジンが搭載されるからです。
電気自動車の時代に、マツダはあえて新型エンジン
スカイアクティブXとは、ディーゼルエンジンでおこなわれている圧縮着火の技術をガソリンエンジンに応用したもの。パワフルで低燃費という、ディーゼルエンジンならではの特性をガソリンエンジンでも実現させたという、マツダの新型エンジンです。
低回転時は従来のガソリンエンジン式に着火して、高回転時は圧縮着火を用いる。
このスカイアクティブXにより燃費もトルクも30%程度改善されたといいますから、現行アクセラに用いられているような、大げさなハイブリッドシステムは必要がない、小ぶりなMハイブリッドで十分ということになります。
もしもマツダがアナウンスしている通りの性能が、スカイアクティブXとMハイブリッドで実現されるならば、これは革新的なこと。EVへと流れ続ける自動車業界のトレンドに投じられる大きな一石となる。犬助も俄然気になってくるところなのです。
一方で気になるのが、何らかの不具合……例えば、同じく革新的と宣伝されていたロータリーエンジンがハマっていたドツボのような……はないのか? というところ。
ここは「人柱待ち」ですかね。
マツダ3は、これからのマツダの決意表明となる一台だ
そして新型マツダ3の発表で、パワートレインと同じく話題になっているといえば外観。
マツダが2012年より採用しているデザインコンセプト「魂動デザイン」が、先代よりも色濃く出現。より有機的かつ、流れるようなボディラインを形成しています。
近年の日本車デザインのトレンドといえば、トヨタやホンダの新型車に見られる、ガチャガチャとしたデザイン。犬助は直線を多用した、このトレンドがどうにも好きにはなれませんでした。
一方で、マツダ3のすっきり感は素晴らしい。現行もかなり完成されたデザインだっただけに、大好きだったのですが、新型のデザインはそれを上回る。特にハッチバックにはロングノーズ化とファストバック化が進められており非常に美しい。
トヨタやホンダの新型車と比較すると、エレガントさすら感じられるのです。
ということで、この新型マツダ3。
「ディーゼル」や「スカイアクティブX+Mハイブリッド」、そして「魂動デザイン」といった具合にマツダらしさが集結した出来上がり。他のメーカーは追従しないであろう、あえてメインストリームを外したものとなっています。
マツダのCEO丸本明氏は発表の席で「ここからマツダの新世代商品が始まる」とアナウンス、これからのマツダは独自路線を歩むという決意表明といえるのが、新型マツダ3といえるのではないでしょうか?