運転中にタイヤがパンクした場合はまずどうしたらいいのか?
- 2018/10/15
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いまどきタイヤのパンクなんて!?
運転中にクルマのタイヤがパンクするという経験をしたオヤジはどのくらいいるでしょうか?
運転を始めた時期にもよるでしょうが、それほど多くはないでしょう。最近では、滅多に遭遇しないアクシデントといっても過言ではありません。それほど、クルマのタイヤはパンクしにくくなっているといえます。
タイヤメーカーも品質の向上を追及しているわけですから、昔よりもパンクしにくいのは当然といえます。また、最近では空気を充填しないことでパンクしないタイヤも開発されているほどです。もっとも、こちらの普及はまだ先のようです。
そのためか、タイヤがパンクするなんて想定もしていないというオヤジも少なくないようです。また、何でもお任せが当たり前の世の中になって、何かトラブルに見舞われたら、ロードサービスなどの救援を要請すればよいという考え方もあります。
もちろん、それもひとつの対処法です。しかし、助けが来るまでに時間がかかるなど、必ずしもベストな対処法ではない可能性もあります。
そもそも論として、クルマのタイヤがパンクした場合は、自分で予備用タイヤ(スペアタイヤ)に交換するのが大前提だったはずです。教習所で習ったかどうかはわかりませんが、ちょっと年代が高めのオヤジなら、それが自然な考え方でしょう。
「わかっちゃいるけど交換できない」というオヤジもいそうですね。また、予備用タイヤがどこにあるのかわからないとか、予備用タイヤなんか積んでいないというケースもありそうです。
予備用タイヤが搭載されなくなった背景には、パンクしてもしばらく走れるタイヤの登場や、応急修理キットの装備、コストカットなどいくつもの要因があります。
トランクルーム(ラゲッジスペース)や、その床をめくっても予備用タイヤが出てこなければ、積んでいないと考えておきます。車種によっては、車体下部や後部にむき出しで搭載していることも。
パンク時にすべきこととは
もっとも、この予備用タイヤを積んでいないというのは大きな問題です。もちろん、積んでいないからといって検挙されたり車検を通らなかったりという心配はありません。しかし、積んでいればしのげるピンチも、積んでいないために困ってしまうことが考えられます。
さて、まず「わ!パンクした」という場合、何をすればよいのかを確認します。
・事故の回避と状況の把握
パンクに気づいたら、まずは周囲の安全を確認しつつ、減速して路肩に寄せるなど事故の回避を行います。そして、タイヤの状態を確認します。
・応急処置の選択
わずかなパンクであれば、応急修理キットを利用して走行を継続することも可能です。ただし、応急修理キットを使用した場合、ちゃんと修理すれば使えたタイヤを廃棄しなければならなくなるケースがあります。
・予備用タイヤに交換
応急修理キットを使わない、損傷が大きすぎて応急修理キットでは間に合わない場合などは、予備用タイヤに交換する選択があります。
トランクなどからタイヤとジャッキ、工具を取り出し、怪我をしないように慎重に作業しましょう。その場で慌てないように、事前に手順を確認しておくことも重要です。
※ジャッキを車体下部にかましてハンドルを回して持ち上げます。ナットを外してタイヤを付け替え、外れないように正確に強くナットを締めます。実際にやれば簡単な作業です。
注意すべきは、交通事故の危険性を回避できる場所において、なるべく水平で安定した強固な路面で、軍手などを装着して行うことです。パンクして停車した場所が不適当であれば、近くのコンビニ駐車場などへ移動することも考えます。ただし、少し空気が減った程度の場合で、極めて短距離の移動に限るべきです。少しくらいと思って運転した結果、大事に至る危険性があります。
・レスキューを呼ぶ
いろいろな理由でタイヤ交換が不能な場合、ロードサービスを呼ぶという選択になります。もちろん、一番目の選択でも構いませんが。
大事なことは、第一に自他の人的安全を考えることです。