自動車の新車の匂いって独特ですが実は揮発性有機化合物の匂いなんです!
- 2018/09/08
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納車されたばかりの自動車は臭い?
自動車の中でも新車に乗ったことのあるオヤジなら、なんじゃこりゃ?と思った経験があるかもしれません。そう、新車の匂いです。新車に乗ったときの匂いは、普段経験することのない種類の香りとでもいうべきもので、ハッキリいって「臭い」と感じるオヤジも少なくないでしょう。
中には、これぞ新車の証しであると好んでいるオヤジもいるようです。たしかに、匂いの好き嫌いは個人差が大きいといえるでしょう。それにしても、あの新車の匂いは強烈といえます。
もちろん、新車ならではの匂いであることから、しばらくすれば消えてしまうものです。それまでの我慢ということもできます。ただ、匂いは気分や体調に影響を及ぼすケースもあり、できれば解消したいと思うところです。仮に、我慢してやり過ごすにしても、なぜ、あのような匂いがするのかは気になるところでしょう。
さて、新車の匂いがどこから出ているかといえば、その多くが内装に使用している材料と工事用品です。具体的には、内張りの皮や合皮、ビニール、装備品の匂いであり、施工時に使用する接着剤などの匂いがあります。
その中で、いちばん強烈な匂いの原因になっていると考えられるのが揮発性有機化合物です。自動車の内装には揮発性有機化合物を含むものが多くあります。揮発性有機化合物には、ベンゼンやホルムアルデヒド、トルエン、アセトアルデヒドといったものがあり、名前を聞いただけで臭そうと思うものも含まれています。
また、揮発性有機化合物は接着剤にも使用されていることがあるため、車内のあちこちで使われていそうです。
ただ、ホルムアルデヒドといえばシックハウス症候群でおなじみの物質です。このような物質を自動車とはいえ、人間が「居住」する空間で使用することは好ましくありません。そのため、自動車メーカー各社では、揮発性有機化合物を低減する試みを行っています。
新車の匂い対策
それでは、この新車の匂いを消すなどの対策はあるのでしょうか。もちろん、あります!
新車は匂いが内にこもっている状態ともいえるため、第一に換気を行いましょう。誰もが思いつく対策といえますが、効果的な対策になっています。納車されて匂いが気になったなら、乗る前に空気を入れ換えるのです。換気の方法ですが、単に窓やドアを開け放して行うのもよいですが、せっかくですから自動車の機能を使います。
自動車のエアコンで外気を取り入れれば、より早く換気の効果を得られる可能性が高まります。この際、レバーなどによるモード切替が外気になっていることを注意して確認してください。うっかり循環にしていると臭い匂いがグルグル回ってしまいます。これは、ありがちなミスです。
ちなみに、短時間の換気では匂いがとれないことも多いため、最初に換気したあとは、乗りながら暇を見て換気するとよいでしょう。
次に車内の発生源を拭き取るという手があります。内部に隠れたものは除去できませんが、表面に付着している匂いの元なら、拭き掃除をすることで減少させることもできるでしょう。可能であれば、乾拭きの前に濡れ雑巾で拭きます。ただし、ちゃんと絞って使いましょう。
もうひとつの手段は、スプレーや置き型消臭剤など、消臭専用アイテムの使用です。車内用の消臭剤も多数ありますので、好みのものを使うとよいでしょう。最近では、光触媒を利用した商品もあります。
消臭アイテムを利用する方法はお金がかかりますが、嫌な匂いを早くどうにかしたいというオヤジには、第一選択肢にもなり得ます。
ちなみに、光触媒と聞けば、なんとなく高そうというイメージがあるかもしれません。しかし、モノにもよるとはいえ、一般的な消臭剤と大差ない価格のものも売られていますし、そもそも買えないレベルの金額ではないようです。一度、試してみるとよいかも。