高速道路での渋滞の時は〇〇を考えるのが一番!
- 2018/08/28
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大きなストレス、渋滞がマジンガーZを生んだ
「懐かしい顔に合えるのは、いいけれど……」
お盆などの大型連休に付き物といえば、渋滞。いつ解消されるかもわからない渋滞に高速道路で巻き込まれてしまう。妻は寝ている、子どもはぐずる、尿意は高まる、悪夢のような時間を過ごさなければなりません。
無為に時間が過ぎていく渋滞の間「この車から巨大な脚が生えて、渋滞の列を踏み越えていけたなら」という妄想にふけっていたのが永井豪先生。これに着想を得たのが、人間が巨大ロボットに乗り込み操縦するという「マジンガーZ」といいますから、さすが。
天才は渋滞ですら糧にするのですね。
早く渋滞を抜けたいなら、高速道路の左側を走る
しかし残念ながら、多くの人は永井先生とは違いますから、渋滞から何らかの糧を得ることなどできないもの。動き出した隣の車線をにらんでは「あっちの車線を走っていれば、早く渋滞から抜け出せていたかも」などと悔しがったりするものです。
それでは高速道路の走行車線と追い抜き車線、どちらが早く渋滞から抜け出せるのでしょうか? その答えは走行車線、それもより左側の車線なのです。
「何だか、車線の車の流れが悪いな」
そう感じたら、走りたくなるのが追い越し車線。多くの人たちが同じ考えにおちいりますから、追い越し車線から渋滞が始まります。
そうなったら、どうするのか? 左側の走行車線へ入って渋滞を切り抜けようと考える。このように右から順に車線は埋まっていく。ある調査によると、渋滞時の車両の分布は右車線から順に、40%、35%、25%になるといいます。
ですから、渋滞時に一番空いているのは、より左の走行車線ということになるのです。
自分だけ早くいければ、そんな個々のエゴイズムが渋滞を発生させる「急いてはことを仕損
ずる」なんていう言葉がありますが、まさにその通りなのですね。
高速道路で渋滞に巻き込まれそうになったなら、降りてしまうというのも正解なのですが、その場合にも左側の車線を走っていたほうが、有利に働くでしょうね。
そもそも渋滞は、なぜ起こってしまうのか
そんな渋滞はどのような場所で発生するか? というと、例えば坂の上り口。
前の車がパワー不足でスピードが落ちる、後ろに走っていた車がブレーキを踏む、それが連鎖的に続いて、遂には停車してしまうというのが、その仕組み。こんな渋滞は時間が過ぎれば解消されますから、まだタチが良いほうといえます。
また渋滞はICの出口でも引き起こされますが、その理由はいうまでもなく料金所の通過に時間がかかるから。こちらはETCの普及で、ずいぶん改善されたといいますね。
史上最長の渋滞は、実に154km!!
そんな高速道路の渋滞で最悪のものといえば、1995年12月27日に起こった全長は154kmのもの。名神高速道路の滋賀県・秦荘PAを先頭に東名高速道路の愛知県・赤塚PAまで車列が連なったというのですが、この渋滞なんだかおかしいと思いませんか?
普通、高速道路の渋滞は「○○ICから」といった具合にICから始まるものなのですが、この渋滞はPA(パーキングエリア)が先頭になっているのです。
この理由は、突然の豪雪により高速道路が通行止めになったことにより引き起こされたから。通常ならば、大雪が予想された時点で高速道路の入り口は閉鎖されることで高速道路はストップしますが、このケースではそれすらも間に合わなかったというほどの大雪が一気に降ったということです。
ちなみに、この渋滞が解消されたのは実に23時間後といいますから……待てば解消されるとはいえ、ちょっと度を越えているのです。
そんな大渋滞を引き起こした名神高速道路は大雪は別としても、非常に渋滞がおきやすい高速でも知られています。なぜなら渋滞の原因である坂が多い道路だから。日本で最初に開通した名神高速道路は土木技術が未熟だったことから、坂を数多く作ってしまったというのです。
そんな坂も改修を経るごとに、徐々に解消されつつあるといいますが、渋滞は自動車を運転する上での大きなストレス、解消するにはやはり……自動車から巨大な脚を生やすしかないのでしょうか? もしくは、空を飛んじゃいますか?