運転する自動車の乗り心地ってシートで決まります!
- 2018/07/02
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自動車の乗り心地とは
自動車の良し悪しを語るとき、乗り心地のよさを尺度に使うことがあります。「スピードを出したときの乗り心地は悪くない」とか「車体は小さいけど乗り心地がよい」などといった会話が聞かれます。
しかし、この乗り心地とはなんでしょうか?
運転していて気分がよければ乗り心地はよくなり、不快に感じれば乗り心地が悪いとなるわけで、個人の感覚の差が大きな部分であることは間違いないでしょう。それでは、運転する人間の気分を左右する要素とは何かが気になります。
運転する自動車の乗り心地を決めるのは、シートです。
いや、タイヤだろう! いやいや、サスペンションに決まっている! という声もありますが、それを否定するわけではありません。しかし、運転する自動車のシートによって、乗り心地が大きく変わることも見逃せません。
毎日デスクワークをしているオヤジなら、使用する椅子の出来によって座り心地どころか、仕事の能率に影響があることを経験しているかもしれません。自動車のシートにも同じようなことがいえるのです。
そのため、各自動車メーカーにおいても、人間工学に基づいた設計などと、少しでも乗り心地のよいシートを開発・製造するための努力をしています。
オヤジ世代なら記憶している人も多いでしょう。まだ、オートマチック車が全盛とはいえない時代を。あの当時の自動車を運転するときのことを思い出してください。硬いシートに座っただけで、結構疲れたり、足腰が痛くなったりといった経験はありませんでしたか?
もちろん、シートが旧式のものだったように、タイヤやサスペンションも昔の性能です。すべてがシートのせいだとはいえないかもしれません。しかし、シートが乗り心地に影響していたことは再確認できるはず。
最近の例でいえば、軽トラックのシートの乗り心地をイメージすればわかりやすいでしょうか。
乗り心地のよいシートとは
さて、問題はどのようなシートなら乗り心地がよいかということです。タイヤやサスペンションと違って、シートは運転する人が直接触れる部分です。したがって、当人の体とフィットするものであることが求められます。
とはいえ、シートをオーダーメイドで作るなんてことは、なかなかできることではありません。そこで、少しでも自分に合うように考えることが重要です。
自動車のシートで疲労軽減といえば、ランバーサポートの存在があります。ランバーサポートのおかげで乗り心地がよいと感じることもあるでしょう。一方で、自分に合っていないランバーサポートでは、ないよりマシ程度のこともあります。
そのため、より適したランバーサポートに変えるとか、座布団を利用して楽な姿勢を保てるように工夫するなどの手法が用いられています。それによって、乗り心地の改善ができるケースもあります。
また、シートの材質がしっくりと来ないという場合には、シートカバーを使ってみたいものです。素材が違うだけで、着衣を通した接触の感覚が変化し、肌触りがよい、座り心地がよいと感じられる可能性があります。座り心地がよいと感じることができれば、それは自動車の乗り心地がよくなったということです。
シートカバーには、ずれにくく運転姿勢を保ちやすいものもあります。その場合、無駄な動きが減るため乗り心地の向上につながります。
納車された状態のシートが自分に合っていないと感じたときや、どうも乗り心地がイマイチだなと感じたときは、こうしたアイテムを活用してみるとよいでしょう。ちゃんとした製品は高いのでは? と思うかもしれませんが、数千円から1万円台でも評判のよいアイテムがあります。