新型クラウン大ヒット記念!!セダンのよさを考えてみる

  • 2018/07/02
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なぜ、車の基本は3ボックスのセダンなのか?

なぜ、車の基本は3ボックスのセダンなのか
東京モーターショーで発表された、新型クラウンがカッコいい。というか、完全に若返っている!!ということは、以前「YAZIUP!」でもお伝えしたとおりなのです。フロントのデザインはアウディ「A4」を連想させるもの、現在、Dセグメントの欧州車に乗っているユーザーやセダン=オッサン臭いというイメージがない、若い層を取り込もうとしているのではないか?そして、大ヒットするのではないか?と書いたところ、先行予約だけでも4万台を超えるバックオーダーが入っているとか。

いいですか?4万台ですよ!!いかに私、アントニオ犬助に先見の明があるか……というよりも、トヨタ「クラウン」という車のブランド力の大きさにいささか驚いているのです。
だって、現物を見なくても注文してしまう人がそれだけいるというのは、完全にクラウンを信用しきっているとしか考えられないのです。

そんなクラウンはいうまでもなく、セダンタイプのボディを持っているのですが、このボディ「3ボックス」と呼んだりするのです。
この3ボックスとは何かというと「エンジンルーム」「客室」「トランク」の3つのスペースのこと。車にトランクスペースが設けられたのは1930年ごろといわれていますから、以来、車といえば3ボックスと相場が決まっていたもの。
ならば、なぜセダンが基本だったのか?その理由を考えていきましょう。

 

前後に緩衝スペースがあり、安全性が高い

トヨタ「ハイエース」などワンボックスのワゴンに乗ると違和感があるのが、車間距離の短さ。信号待ちなどで前の車との距離をつめるたびに、オカマを掘るのではないか?とヒヤヒヤするのですが、その理由はエンジンルームがないからです。
いや、「ない」というか、ハイエースなどの場合、エンジンが運転席の下に位置しボンネットが存在しないからです。

それだけに正面衝突を起こしたらどうなるんだ?という不安も頭をよぎるのですが、セダンならばそんな心配はありません。加えて、セダンならばトランクルームまである。前からぶつかった場合にはエンジンルーム、後ろからぶつかられた場合にはトランクルームが緩衝スペースとなり、客室を守る仕組みになっているのです。

近年の車は耐衝突性能もあがっていますから、めったなことはないとはいえ、やはりあったほうがいいのが緩衝スペース、これがセダンが基本である理由です。

 

走りがよいのも、セダンならでは

走りがよいのも、セダンならでは
そして耐衝突性も高ければ、ボディ剛性が高いというのもセダンのメリット。
後部のトランクというハコでボディを支えていると思えば、その剛性の高さも直感できるはず。たとえば高速走行をした際に、ボディのよれを感じないというのはセダンならでは。
セダンは安心感が違うという声も根強いのです。

加えて重心が低いという点も、セダンのメリット。
スポーツタイプの車はともかく、ミニバンと比べれば車高が低い、つまり安定性が高いのです。これもボディ剛性と加えて、高速走行には欠かせないポイント。走りのよさ=セダン、ということができるのです。

 

フォーマルな車=セダンなのだ!!

フォーマルな車=セダンなのだ!!
そして……セダンを愛用している60~70代の「オヤジのオヤジ」世代にとって、ハッチバック=商用車というイメージがあるというのです。
客室とトランクは分かれていないといけない、荷物を積むスペースと人がいっしょって、人を荷物扱いしているのと同じだと、熱く語ったりする。

犬助の父親の場合「天皇陛下を車にお乗せする機会があったとして、荷物と一緒のスペースなんて失礼極まりないだろ」とか極端な話が始まったりするのです。

まあ、そんな機会など絶対にありませんし、近年ではメルセデスでもシューティングブレイクなる荷室と客室が一緒になったタイプの車を出しているとはいえ「セダン以外は失礼極まりない」論には、何となく説得力があったりするもの。
ハッチバック車の愛好者である犬助も、ちょっと反省したくなるのです。

新型クラウンも大ヒット!!というわけで、セダンのメリットについて考えてみました。
クラウンの成功がきっかけになって、セダンのよさが見直され日本中の車がセダンばっかりになったりして……流されやすい日本のことです、ない話とはいえないでしょう。

この記事の作者

アントニオ犬助
アントニオ犬助
みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
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