安全第一の運転をするために心がけることがあります!
- 2018/06/09
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高齢者の事故は他人事ではない
高齢者の運転する車が事故を起こして死傷者が出る度に「何でおかしな運転をしたんだろう」と他人事のように感じるものです。
しかし、実は事故にはなっていないだけで自分自身もあちこちでおかしな運転をしているものだったりしていることもあります。
そんな人はやがて年数を経過するとともに事故を起こす可能性が高くなり、不運も重なった時に死傷者の出る事故となったりするのです。
周囲のチェックの仕方
視覚センサーである運転中の目の使い方は、安全上の最大の問題点となります。
・全体をぼんやり見る
前方をしっかり見るのは当然ですが、そればかりに集中していると横や後ろからの脅威に対応しづらくなります。
これはマジックでマジシャンが視線を誘導させることにより、上手にタネを仕込むことにも共通するものがあります。
・目をキョロキョロさせる
あらゆるリスクを発見するには、周囲のあちらこちらをほぼ同時にチェックしたいものです。
そこでキョロキョロすることになりますが、眼球を動かす筋肉のトレーニングにもなりますので目の健康にも良いはずです。
さらに首まで回すと、首から肩の筋肉まで刺激しますので、血行を促して肩こりもの予防や治療にもなるほどです。
・視覚センサーを磨き続けること
車を運転していてヒヤリハットしたことは誰でも一度はあるものです。
それは見るべきところを見ていなかったことによるものが圧倒的です。
漫然と前方を見ているのはただ景色を眺めているようなもので、視覚センサーを働かせているとは言えません。
ですが、このような状態で運転をしていても直ちに事故には繋がりもしていません。
それが事故になった時、初めてそのことに気が付くのです。
リスクを探しているか
例えば、前方の横断歩道を渡っている人が渡り終えようとしていても、そのまま渡り終えてくれるとは限りません。
途中でなぜか立ち止まってしまうことだってあります。
特に老人であれば、急に足に痛みを感じたりすることだってあるのです。
それを思い込みで運転していると、接触することにもなりかねないのです。
あるいは信号が青になって発車しようとしたところ、自転車が猛然と横切ったりすることもあり得ます。
車の運転者にはとても見えづらいのが自転車ですが、若者の自転車のスピードは自動車と変わりないくらいですので気付いた時には手遅れのことも多いものです。
このような自分にとってあって欲しくない事象に、人は無いものとの思い込みをする傾向にあります。
そうではなく自分も他人と同じように起こりえるものとの認識を持つことも認知の一つでしょう。
癖こそは事故の最大原因
・自分だけの癖を認知する
人には無くて七癖と言われるように運転にもそれぞれの特徴があります。
一般には信号が青になったら急発進するような気ぜわしいタイプの人が事故を起こしやすいとされていますが、それだけでも無いのです。
いつもは慎重でゆっくりとした運転なのに、駐車場からバックで発進しようとする時の後方確認になるといい加減な人だっています。
長年の運転経験を積み重ねていますので各人の癖は治りづらいものですが、それを知っておくことで実際の事故までには至らせずに済むことも多くなるのです。
・他人の癖を認知する
他人の癖というものは、自分にしてみれば考えられないものだったりもします。
そこで「何だこいつは!」などと思ってはいけません。
きっと相手の方も同じことを自分に感じていたりもするのです。
それでも客観的には自分が正しいと思えることも多々あるでしょうが、だからと言って事故になっては正論などには意味もありません。
運転のすれ違いなどは全くお互い様のことだと踏まえることです。
このことは、運転においてだけでなく社会人としての心得としておけば、職場や家庭で起こる様々なトラブルの予防にもなるのです。