ナイトライダーの「ナイト2000」の性能は現実に?

  • 2018/06/10
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ナイト2000を目指している

ナイト2000を目指している

1980年代のアメリカSFアクションドラマで活躍していたナイト2000とい言う車に懐かしさを感じる方を対象にした記事です。
当時、未来の車としてどこかイメージに刻まれている車がナイト2000です。
流線型のGM社ポンティアック・ファイヤーバード・トランザムをモデルにしたカッコいい車でした。
真っ黒いボデイのフロントバンパーに赤いスキャナーライトが左右に動くのが怪し気な魅力でもありました。
ナイト2000はアクションドラマ「ナイトライダー」で主人公マイケル・ナイトを差し置いて実質、主人公になっていたような車です。
驚くべきスーパーカーで、その攻撃性能はもちろんですが、印象的なのは人のように主人公と軽快なおしゃべりをするところでした。
悪を滅ぼすべく最先端の科学を集結して開発されたナイト2000は、1980年代には考えられないものだったのです。
その性能の一部は現在、実用化もされつつあります。
AIを搭載しドライバーと会話する車なども実際に研究開発中のようです。
スーパーな武装力こそ除外しても、そのコンセプトは今、求められている未来の車と言えるのではないでしょうか。

 

将来の自動車の片鱗を見せてくれた

将来の自動車の片鱗を見せてくれた

スーパーカーナイト2000がどのような性能を持っていたのか、イメージでは覚えていたとしても説明はできない人も多いでしょう。
あらためてそのスーパーぶりを説明してみます。
ただし、あまりにも膨大ですので火炎放射、ロケットエンジンなどの機能は削除し、現実の車に搭載されることが期待されそうな性能に絞りました。
将来、使えそうな性能のヒントが盛りだくさんあるのが興味深くもあります。

・音声認識による自動運転
マイケルが命令すれば、指示に従って動きます。
それもそのまま動くのではなく自身のセンサーで判断し最適な動きをしてくれるのです。
これはまさに現在、各社が追い求めている自動運転の姿ではないでしょうか。

・会話をしてくれるAI
運転操作を忠実かつ正確に判断してくれるだけではありません。
ドライビングパートナーとしてマイケルが楽しめる会話をさり気なくこなすところで人間に優しさを感じさせてくれます。
そこには礼儀正しさもあれば冗談も通じてくれ、未来の進化したロボットの姿を彷彿とさせられたものです。
数ある高性能の中でも、ここが最も人気を上げたポイントではないでしょうか。

・高強度の車体
分子結合殻と呼ばれる物質がボディを覆っています。
ダイヤモンドよりも硬いとされ、コンクリートに衝突してもコンクリートが破壊されるのです。
爆発物による衝撃でも破壊されない安全性を誇っています。

・オートドア
マイケルが車に近づくとAIがドアを開閉してくれます。

・オートルーフ
ガラストップルーフが自動で開閉されます。

・自動衝突回避
自動ブレーキをさらに進化させたもので、自動で障害物を避けて走行してくれます。
AIがより安全性の高い対応を選択してくれます。

・自動車電話
ダッシュボードのモニターに電話の相手が映し出されるテレビ電話方式になっています。

・レーザーシートベルト
目に見えないシートベルトで、身体の動きの自由度が高くなっています。
強い衝撃が加わると自動的に働いてくれたりもします。

・車高昇降システム
車高を調整できる機能で、オフロード走行の際には高くできます。

・自己診断システム
機能に障害が発生した場合、異常個所を自動で調べる自己診断システムがあります。

 

ナイト2000EVが販売されている

ナイト2000EVが販売されている

ここで驚くべきビッグニュースが飛び込んでいます。

なんとそのナイト2000がEVになって、実際に販売されていると言うのです。
もちろん、ナイト2000らしいのはデザイン上だけの話です。
原型となったGM社のポンティアック・ファイヤーバード・トランザムをEVにしたものです。

ファンにはたまりませんが、その値段は1,300万円と手が届きにくいものではあります。

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