あのポルシェがEVになって日本を走るらしい
- 2018/06/01
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ポルシェもEVに進出していた
先日、ポルシェジャパン株式会社から2020年にEV車を販売することが発表されました。
さらに2025年には取扱車の半数をEV車にするプランであるとも発表しています。
EVの普及では一歩先行しているアメリカ、中国に2019年から販売を手掛け、その流れのまま日本に上陸するプランのようです。
これに先立って既に2015年にドイツで発表されているポルシェ初のEV車は、ミッションEとネーミングされています。
EVであっても時速100キロに3.5秒もかからず、600馬力のポルシェ自慢の加速力を維持したものとなっているのです。
さらに1回充電で500キロの走行が可能とあれば、需要の見込みが立つのも理解できます。
ポルシェは車のレジェンドでありその外見と性能、それに最先端技術のEVがマッチングされたのですから、それは日本人には好まれるでしょう。
一言で言えば、ただのポルシェではないと誰もが一目置く車であることは間違いないのです。
・電池の技術も進化中
搭載する電池の軽量化、コンパクト化も推し進めたいところです。
現状のベースはリチウムイオン電池ですが、試験も行って理論を確かめられた電池技術もあり生産体制に載せようとするプランもあるようです。
これにより将来的にはより高性能なEV車が誕生することになります。
さらに電池がコンパクトになれば車体にスペースも生まれ、よりデザインもスマートで自由な発想も実現できるようになると予想されています。
・ポルシェにはEVの歴史がある
ポルシェがEV車と言うと唐突な先入観もあるかもしれませんが、実は1900年のパリ万博で世界初のフルハイブリッドカーを発表していました。
それからもEV車の開発技術を蓄えてきているのです。
ミッションEも、ル・マンでここ3年連続優勝している919ハイブリッドや918スパイダーの後継車ともされているものです。
ポルシェはミッションEの他にも既に5モデルのEV車を市場に送り込んでいたのです。
問題は充電インフラにある
まさにポルシェEVが遠い日本でも解禁されたと大歓迎すべきようなことではありますが、実際に乗るには充電インフラが十分、整っている訳ではありません。
ディーラーであればミッションEに対応した急速充電設備を備えてはくるでしょう。
現に先行するアメリカ市場では、ディーラーに専用の充電器を整備し全米全土に広い充電網を整備中です。
さらに主だった観光スポット、ホテルなどでも充電ができるようにスーパーチャージャーと呼ばれる施設の整備を進めています。
EV市場では先行するテスラがここまで充電器を整備しているその後に続こうとしているようです。
日本でも各地のディーラーに充電器があれば、それだけである程度のニーズには応えられるかとも思われます。
・充電器の技術がポイント
ただポルシェを走らせるレベルのEVなのですから、電池のポテンシャルも高いのは容易に想像もつきます。
それに合わせるようにポテンシャルの高い充電器を持たなければ、販売は始めたところでその先は見えてきません。
そこで研究開発によって充電時間15分で500キロ走れるようになっています。
とりあえずこれで顧客を納得させられると見込んでいるようです。
EV車の普及に刺激
ポルシェに対応した充電インフラが整い始めれば、EV全体の普及を急速に加速させるきっかけになるかもしれません。
日本のEV市場をけん引してくれたのは、ポルシェだったと後になって振り返られることも考えられます。
そういう意味で2020年は日本にとってEV元年とも言える年になる可能性を秘めているのです。
今後、日本でよりポピュラーなEV車を短時間で大容量の充電をさせられるインフラをどのようにして整備していくのか、EV車の開発よりもより注目するべき点かもしれません。