トヨタの水素自動車MIRAIの未来はあるか?今の現状から考察します。
- 2017/11/20
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水素燃料で走る新時代の車
ハイブリッドカーから電気自動車が普及の途につこうとしている現代にあって、まったく別の燃料を使った車の登場です。それが、トヨタの水素自動車MIRAIです。水素自動車という場合は、水素の化学反応を利用する燃料電池自動車と、純粋に水素でエンジンを動かす自動車があります。
実は、水素自動車は新しいともいえないカテゴリです。これまでも、いくつかの車が誕生しています。しかし、一般に認知される大衆車的なものは現在まで国内市場に登場していません。そのため、トヨタがリリースする水素自動車MIRAIは、新しい時代の新カテゴリ車と呼べる存在となり得るかに興味は集まります。
水素を燃料とするため、イメージ的に爆発や火災が懸念される面があり、普及が進むかどうかも心配なところです。MIRAIに未来はあるのでしょうか。
・環境にやさしいMIRAI
トヨタのMIRAIは、水素と酸素の化学反応により発電されたエネルギーで走行します。そのため、最終的には二酸化炭素を排出しないクリーンな自動車です。その最終型を目指して日々進化を続けることになります。
・水素は水があればなくなることはない
化石燃料にはいつか終わりがやってきます。しかし、水素は水があれば終わることはありません。まさに、未来の燃料ということができます。
問題は普及するかどうか
現時点で、トヨタのMIRAIは消費税込みの価格が723万6000円(北海道以外)となっています。なかなかの金額であり、広く使用されているコンパクトカーや中型セダンを指向する層や、軽自動車で間に合うオヤジが購入対象にするかといえば疑問が残ります。
一方で、参考値ながら一回の充填で650キロ程度走行可能とする点は素晴らしいの一言です。リッター15キロ走るガソリンカーで43リッター入れた位ですから、文句はないでしょう。
また、費用面ではエコカー減税、グリーン化特例、クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金を最大限活かした場合、225万2900円の優遇となります。これを考慮すると723万の車も500万程度の感覚となります。ただ、それでも十分に高価な買い物であることに違いはありません。
高級車路線を歩むわけでもなく、水素自動車だから価格面で手が出ないということになれば、普及の鍵を握るのは価格の大幅なダウンとなります。そのためには、ある程度のまとまったセールスになって、量産化が進まないと駄目でしょう。
あるいは、国や自治体がクリーンエネルギー政策を推し進めるうえで、補助金を強力に支給することです。
そうして、周囲にMIRAIのオーナーが見られるようになれば、世間的な認知度も上昇することとなり、他の車と同じように選択肢に入ってくるものと思われます。つまり、MIRAIの未来はこれからの動き次第で決まるということです。ただ、プリウスのように爆発的な人気になるかといえば、違いが大きすぎるため比較のしようもありません。
エコを重視したいオヤジなら、少し値は張りますが、MIRAIを注文してみてはいかがでしょうか。ちなみに、MIRAIは4人乗りです。また、納期ですが少し前までは19年以降なんて話もありましたが、今では工場出荷まで1ヶ月から2ヶ月かかるとされています。