カーメーカーが競う!?車のマイナーチェンジとモデルチェンジの違いとは?
- 2017/07/24
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車のモデルチェンジとは
車のモデルチェンジといえば、それまでの外観や性能がパッと見でわかる程度に変化するものだと考えているオヤジが少なくないようです。確かに、モデルチェンジでは、見た目が変わっていることが多いようです。ただ、このモデルチェンジには、フルモデルチェンジとマイナーモデルチェンジがあります。
当然ですが、フルモデルチェンジとマイナーモデルチェンジでは根本的に違います。全面的な変更と一部分の変更です。このフルモデルチェンジ、マイナーモデルチェンジという呼び方が面倒なためか、それぞれ「モデルチェンジ」「マイナーチェンジ」と省略して呼ばれることが多いようです。つまり、一般にモデルチェンジといわれる場合は、フルモデルチェンジだろうと考えてしまいがちです。
ところが、ふたを開けてみればマイナーチェンジだったということがあるかもしれません。以下、ここではフルモデルチェンジをモデルチェンジと、マイナーモデルチェンジをマイナーチェンジと表記します。それでは、マイナーチェンジはなぜ行われるのでしょうか。
全面的に変更する必要はないが一部新しくしたい場合
現行モデルを市場から引き上げる気はないものの、いつまでも同じままではセールスが伸び悩むという事情がマイナーチェンジの動機として強いようです。つまり、部分的に新しいパーツで目を引いたり、機能をアップしたりすることで費用をそれほどかけずに「新しさ」を訴求するのがマイナーチェンジです。そのため、前後の目立つ部分での変更が多いともいわれています。
また、ある種の不具合を解決する手法として行われるケースもあるようです。このような言い方をするとネガティブなイメージがありますが、日進月歩の技術の結果を1年2年のスパンで早めに反映させる意味でもマイナーチェンジは有効な手法です。
モデルチェンジをする理由
マイナーチェンジに比べてはるかに大がかりなモデルチェンジを行う理由は、多少の変更では商品価値を維持できないからだといえるでしょう。バンバン売れていれば、マイナーチェンジすら必要ありません。5年程度経てば実行される可能性大です。では、どこを変えればマイナーチェンジではなくモデルチェンジになるのでしょうか?全体の車体形状が変わればそれはモデルチェンジだといえます。究極には、従来のモデルの面影を切り捨てた「名前だけ同じ」別の車でもモデルチェンジと呼べます。あくまでも車名(車種)で考えるのが車であり、同じ名前なら「チェンジ」したものです。
但し、このあたりの事情はメーカーや車種によって一定ではありません。本来であればモデルチェンジとして扱われるケースでも、別の名前を付けて全くの新型車として発表するケースもあるためです。
結局のところ、モデルチェンジとマイナーチェンジは、大がかりな変更か部分的な変更かの違いでしかないと結論付けられます。それぞれの定義が確たるものではないため、結構曖昧な部分を残します。