ふくらはぎに激痛!「こむら返り」の原因と対策
- 2018/03/07
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睡眠中
年齢を重ねるにつれて、人間というものは段々、眠りが浅くなっていきます。ヤジアップでも眠りの浅さ、に関しての記事が沢山、掲載されています。
そんな我々オヤジ世代にとってただでさえ浅い眠りを妨げる厄介な状況が「こむら返り」です。皆さんの中にも眠っている時に突然、ふくらはぎの筋肉がつってしまい、その激痛で目が覚めた経験がある方がいらっしゃるのではないでしょうか。初めて経験したときは、単に昼間よく歩いたから、ちょっと運動したから筋肉の疲れが溜まっているのかな、程度に考えていらした方も、結構な頻度で起こるようになってくると、身体の異変が気になってくるものですし、とにかく痛くて眠れない、というのが厄介ですね。
こむら返りの原因
こむら返りは50歳以上になるとほど全員が一度は経験している症状のようでして、全体の経験者が16%程度であることを考えると、やはりオヤジ以上世代の特有の症状であると言えるのかもしれません。
こむら返りの原因として考えられるのは、健康な人の場合、脚の筋肉の使い過ぎなどが考えられますが、それ以外の隠れた病気が潜んでいる可能性があります。この点はちょっと怖いですよね。
具体的に申し上げますと、糖尿病、肝硬変、関節炎、腰椎系の病気など、神経や筋肉を傷める病気にかかるとこむら返りが起きやすいと言われており、頻繁にこむら返りを経験している方は、たとえ今は表に出ていなくても、身体の中にこれらの異変が隠れている可能性があります。また利尿剤やインシュリン注射など、病気の治療の副作用としてこむら返りが起こっている場合もあります。あ、アルコールの飲み過ぎなども原因の一つと言われていますので憶えのある方は要注意です。
特にほとんど毎晩こむら返りに悩まされている、という方は要注意ですので、一日も早く医師の診断を受けることをおすすめします。
予防法
予防法としては、寝る前にストレッチなどで脚の筋肉(特にアキレス腱)を、よく伸ばしておくことをおすすめします。そして筆者などもそうなのですが、寒くなるとこむら返りが起きやすくなる方は、お風呂にゆっくりと浸かって足を温めておくのも効果的と言われています。
又、寒いからと言って厚い布団をかぶって寝ると、どうしても足が重さに押しつぶされて足首が伸びた状態となる為、こむら返りが起きやすくなります。横向きに寝るとか足に負担のかからない軽めの布団に変えるのも効果的です。
対処法
そんな感じの努力をしても起きてしまった場合の対処法としては、とにかくつっている筋肉を伸ばして、柔らかくすることがいちばんです。布団から出るのは面倒ですが、筆者などはアキレス腱を伸ばす運動をよく行っていますし、又、承山という、ちょうどくるぶしの真ん中あたりにあるツボを押さえるのも、効果的であると言われています。こむら返りがひとまず収まったら、筋肉を優しくマッサージしてあげましょう。また、これは筆者の経験上の事ですが、あまりにもこむら返りの再発を意識するとついつい意識が、ふくらはぎに行ってしまうので却って筋肉を緊張させてしまう、という点もあげておきたいと思います。
最初のほうにも書きましたが、若い頃ならいざ知らず、オヤジ世代のこむら返りには、恐ろしい病が隠れている可能性もあります。あまり頻繁にこむら返りの起きる方は是非、医師の診断を受けてみるようにしてください。筋弛緩剤などの医薬品、あるいはビタミン系の栄養剤、漢方薬など効果の高い処置をしていただけると思います。
いかがでしたでしょうか。眠りを妨げられるというのは、翌日の仕事にも差しさわりがでますし、年齢を重ねるほどに睡眠の大切さが実感できますよね。以上、参考にしていただけましたら幸いです。