10種の薬物検査キットであらゆる薬物乱用を徹底検証

  • 2016/09/06
  • ヘルスケア
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  • 検査キット評論家  小長谷直登(こながやなおと)
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この検査キットで世の中にある全ての薬物を検査できる。もちろん私が陽性になる可能性は万に一つもないが、世の中の検査キットを全て試す以上、ここは避けて通れない。

脱法ドラックや脱法ハーブなどの薬物は、この検査キットでは網羅していないため検査できないと考えた方がよい。

薬物検査を使う人は様々で、ドーピング検査を行うスポーツ業界や企業の入社前の検査、一般の病院などで使われているため、薬物検査キットを注文したからといって警察から目を付けられたり逮捕されることはない。

 

検出対象薬物

覚せい剤
アンフェタミン、メタンフェタミン(ヒロポン)

 

覚せい剤原料
エフェドリン、メチルエフェドリン、ノルエフェドリン

 

アヘンアルカロイド系麻薬
エチルモルヒネ、コデイン、ジヒドロコデイン、モルヒネ

 

コカアルカロイド系麻薬
コカイン、ベンゾイルエクゴニン(コカイン代謝物)

 

合成麻薬
ジピパノン、デキストロモラミド、メタドン(メサドン)、ペチジン、オキシコドン

 

幻覚剤
MDA(メチレンジオキシアンフェタミン)、MDMA(メチレンジオキシメタンフェタミン)、フェンシクリジン

 

大麻・マリファナ
THCカルボン酸体(大麻成分代謝物)

 

フェノチアジン類
プロメタジン

 

興奮剤・向精神薬
イソプレナリン、エチレフリン、カチン(ノルシュードエフェドリン)、ストリキニーネ、・ドキサプラム、ベメグリド、ペンタゾシン、メチルフェニデート、メトキシフェナミン、チオリダジン

 

その他
アセトアミノフェン、クロルフェニラミン、ジフェンヒドラミン、ベラパミル、リドカイン、ブロムフェニラミン」

上記の項目は全て、厚生労働省は公表している指定薬物一覧に記載されている。

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乱用薬物10種スクリーニング 検査 (尿検査)
¥25,720

 

商品到着

drug-test-kit-that-can-be-inspected-every-drug01箱を開けて驚いたのが、デザイン要素が全くないことだ。右上にシールで「薬物」とだけで記載されているが、あまりに業務用のような見た目に不安を感じる。

検査キットの中身

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箱から中身を取り出すと、説明書すらなく返信用封筒と3つ分の尿検査キットが入っているだけだった。

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そしてなぜか、納品書にあたる伝票に返信用の記載欄がある。この紙を返信してしまえば伝票がなくなってしまうことになる。そうなることを考慮して最初から伝票と返信用の紙は別にして欲しいところだ。

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尿検査自体はとても簡単なのだが、普通は採取時の注意事項などを記載した紙があるはずが、そういった説明はない点が、これでいいものかと不安にさせる。

コップの7割程まで尿を貯めれば、ボトル3本分を満タンにできた。

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ボトルを付属されていた半透明の黄色い袋に入れ、さらに付属の透明の袋に入れる。

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それを返信用封筒にいれれば良いのだが、ここでも不満を感じる。今まで試してきた検査キットの返信用封筒には必ず糊が付いていたのだが、これにはついていなかった。ちょっとしたことだが、今まで当たり前だったことがなかったため、気になってしまう。

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良くないと感じた部分

実際届いた商品に検査の対象項目が書いていないため忘れてしまった場合、わざわざネットにアクセスして調べなくてはならない。パッケージがいかにも業務用という感じで味気ない。
説明が一切ないため1回の尿に振り分けていいのか3日分採取しなければいけないのかわからない。返信用封筒に糊がついていなくて煩わしい。なくてはならないものではないが細かい部分で改善して欲しい部分があった。

あくまでもこの検査キットの良いところは尿で簡単に検査できるところにある。
尿は薬物の使用後、7日間程すると検出できなくなってしまうと言われるが警察などが行う精密な検査は毛髪などの検体を使い、検査精度も高いようだ。薬物を乱用したという事実を隠ぺいすることはできないだろう。

 

検体到着メール

検体を投函した翌日に、検体到着のお知らせが届いた。パッケージの説明とは違い、親切な対応になっている。欲を言えば、結果が出るまでの大体の日数を教えてもらえれば有難い。

今まで使った検査キットは検査項目やメーカーによって随分結果が出るまでの日数が違ったため、今回も何日、何週間待てばいいのか目安を知りたかったのだ。

検査結果

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検体を投函してから8日後にメールで検査完了のお知らせが届いた。検査結果は、メールに記載されたURLをクリックしてマイページにログインすると確認できる。
薬物検査という商品のためか、結果は郵送では送られてこなかった。

検査結果は、当然陰性。

 

総合評価

以前に体験したMDMAアンフェタミン薬物検査キットは、尿を検査キットにかけるだけで検査できた。あの手軽さに比べれば、今回の検査キットは多少手間がかかると感じた。

MDMAアンフェタミン薬物検査キットは、検査は、アンフェタミン、メタンフェタミン、MDMA(メチレンジオキシメタンフェタミン)という少ないとなる。できるだけ検査項目を増やしたい場合は、しっかりとした検査機関で検査できるこちらの商品をおすすめしたい。

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乱用薬物10種スクリーニング 検査 (尿検査)
¥25,720

この記事の作者

検査キット評論家  小長谷直登(こながやなおと)
検査キット評論家  小長谷直登(こながやなおと)
1984年神奈川県足柄上郡松田町生まれ。 仕事をきっかけに検査キットの可能性に興味を持つ。検査キットで救われる命があることを知り、検査キットの情報を正しく伝えるためにYAZIUPを通じて検査キットの情報を発信している。血液型は未だ不明。血液を想像したり見たりすると気持ち悪くなる体質ながら検査キットと格闘している。筋トレ、卓球、登山、カメラが趣味。
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検査キット評論家  小長谷直登(こながやなおと)

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