瞳孔が開く、この言葉で知った2つのこと
- 2017/03/23
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瞳孔が開ききった状態とはなんぞや?
「ジョン・ライドンは、ロットン時代さながらの開ききった瞳孔で……」
カウンターカルチャーという言葉もなかった80年代、「宝島」とか「DOLL」とか、今では廃刊になってしまった雑誌でよく見かけた表現ですね。
大写しになっているのは眼を大きく見開いた、PIL時代のジョン・ライドン。
まあ、無知だった私は「ほう、瞳孔が開いているとはこういう状態なのか」と学習したのでした。
ジョン・ライドン自体が死んでいたのか?
「……ダメだ、瞳孔が開いている」
刑事物のドラマでよくあるシーン、被害者の瞳にポケットライトを当てて、こんな台詞が述べられると、もう事切れているというメッセージ。
まあ確かに「ダメだ、もう死んでいる」では、カッコが付きませんわね。
そこで、頭の中には疑問符が浮かぶわけです。
瞳孔が開いている=死んでいるならば、ジョン・ライドンは死んでいるのか?
確かに「PUNK IS DEAD」とはのたまったことはあるものの、当人自体が死んでいるとは?
何とも釈然としないまま、その時はやり過ごし、そのまま表現自体を忘れ去っていたのでした。
本当に瞳孔は開くのか?
さて、少し前に女子と話していたときのこと。
「もうねえ、目がハートになっちゃって♪」……あーあ、ステレオタイプな比喩表現ねなどと思いつつ、突っ込むのが礼儀かとも思いましたので「目がハートにはならんだろ?」と突っ込みましたところ、聞いたんですよね、30年ぶりぐらいにあの表現を。
「そりゃハートにはなりませんけど、瞳孔開ききっていましたもの!!」
……あ?お前、死んどったんかい!!、とは実際には突っ込まなかったのですが、死にもしないのに、本当に瞳孔が開くことってあるんですかね?
テストステロンの重要性
さて、この瞳孔が開くという現象、脳に異常が出た場合、そして男性ホルモンのテストステロンが放出されると起こるそうで。
ある実験によると、女性のヌードを見せられた男性被験者、ほぼ全ての瞳孔に変化が見られたとか。
つまり、男性が性的衝動に駆られたときに、テストステロンの働きにより瞳孔は開くようなのです。
そしてテストステロンを多く放出する傾向がある人ほど、浮気をする傾向があり、離婚率も高いという統計が出ています。
その一方で、仕事ができたり、社会的に成功したり、闘争本能が強かったりという傾向もあるようなのです。
英雄色を好むと申しますが、全てはテストステロンのお陰なのかもしれません。
結局わかった2つのこと
さて、人の瞳孔が開いているかどうか? まあ、他人の瞳の状態など、よくよく見ないとわからないもの。
瞳孔の状態がわかる写真なんて、よっぽど被写体に寄った写真しかないわけで、ジョン・ライドンの瞳孔が開いているかどうかなど、雑誌に掲載されている写真の寄り具合では確認しようがないのです。
そして、瞳孔の開きやすい男性ほど魅力的なオヤジとなるということ。
このテストステロン、50代になると分泌が劣るらしいですぜ……さあ、どのように対策を打ちますか!!