既製品のスーツを買った時に気を付けたい3つのポイントとは?
- 2016/12/28
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もう2016年も終わろうとしています。
新たな年を、新たなスーツでスタートさせたいなんてオヤジもいるでしょう。場合によっては、突然新年の挨拶に行かなければならなくなり、急きょスーツを用意しなければならないなんて事も、あるかもしれません。
このYAZIUPでファッションを楽しんでいるオヤジであれば、そんな時にもスマートにスーツを用意し、着こなしたいものです。
そこで今回は、既製品のスーツを買って着る時に気を付けたいポイントをまとめてみました。
今回のチェックポイントは、未来の格好良いオヤジを目指すフレッシュマンの方々にもぜひ、押さえておいていただきたい、キホンの「キ」からお届けします。
◇スーツの表にブランドタグはいらない
スーツは着る人の資質を表現する服です。「オレがブランド」なのです。ですから、スーツのブランドとか、生地のブランドなんて人に教える必要は全くありません。
ただ、買う時にはやはり、服や生地のブランドがひとつの目安になりがちで、お店はそんな買い手の心理を上手く突いてきます。良くあるのが、袖に付けられた、生地のブランドタグ。
これ、もちろん付けっ放しはNGですからね。大抵は四隅が軽く縫い付けてあるだけですから、小さなハサミなどでその糸を切ればすぐに取り外せます。つまり、取り外す事を前提に、簡単にしか付けてないんですね。せっかくスーツを着るのですから、世の中で有名なブランドに頼らない着こなしを楽しみましょう。
ちなみに、スーツの裏側にはブランドタグが付いていますが、これは他の人からは見えないので、あってもなくても良いです。
ただ、外に付いているものと違ってしっかり縫い付けられているので、取り外す時は気を付けましょう。
◇しつけ糸の存在、意味を知る
「しつけ糸」というものがあります。スーツを運んだり、店頭に置いておく際に、スーツが型崩れをしない様に、仮りに軽く縫い付けておく糸の事をそう呼びます。
まず、ベント(ジャケットの裾、後ろ側にある切れ込みのこと)のあるスーツには、このベントがヒラヒラとしないように、しつけ糸で留められている事が多いんです。そして、これは買った人が自分で外す必要があるんです。
でも、このベントのしつけ糸を取らないで着ている人は、少なくないんですよね。そして、開くはずのベントが開かずに留まっているのは、とてもみっともないんです。ですから、ベントのしつけ糸は着る前に、必ず取りましょう。
さらに、しつけ糸は他の所にもあります。ポケットです。ポケットの口を塞いでいる事があるんですね。これは、実はしつけ糸を取った方が良いかは、賛否両論あります。
しつけ糸を取らなくて良いという意見では、スーツは本来、ポケットには何も入れない方が美しく着られるから、ポケットの口が塞がっていても問題ないし、塞がっていれば入れたくても入れられないので常に美しく着られる、という訳です。
しつけ糸を取る方が良いという意見では、そもそも仕事をするために着るスーツで、ポケットが塞がっていたら、不便で仕方ない。という理由が多い様です。
この通り何を優先するかなので、ご自分の着方に合わせて選ぶのが良いと思います。
◇縫い糸は結構余分なものが出ている時がある
最後は、念のためのチェックです。これはお店が事前に検品作業の中でやっているところもありますが、やっていない場合もあります。さらには、やっていても見過ごされる事だってあります。
何かというと、余分な糸の処理なんです。縫い終わりの部分などは特に、余分な糸が長めにカットされて残ってしまっている場合があります。そのままにしておくと、いくら完璧な装いをしたと思っても、スーツの端から糸がピローンと垂れてしまっていて、それだけで台無し。なんて事がありえるのです。
スーツは出来上がるまでの工程が少なくないので、縫われている部分も多いため、余分な糸が残ってしまっている可能性も必然的に高くなってしまうんですね。
このように、買ったスーツは着る前に一度、全体を見渡しておきましょう。スーツはシンプルさが美しい服ですから、細かいところでも「ちょっと変」な部分が目立ちやすいのです。その「ちょっと変」が一つあるだけで、全ての装いのイメージが崩れてしまう危険があります。
お気に入りのスーツにウットリする気持ちも一緒で良いですから、ぜひ、細かい部分まで見ておく事をオススメします。 それだけで、随分と違うものです。