ネクタイはディンプルを作って華やかに
- 2016/08/17
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ネクタイは男のシンボル
男性と女性のファッションのボーダーレス化が進んでいる現代においても、やはりネクタイは男性ファッションのシンボリックなアイテムです。そしてスーツという色や形状に規制の多いファッションの中で唯一といっていいほど、柄や色でお洒落を楽しむことができるアイテムでもあります。
ネクタイでお洒落心を表わすのは何も、その色や柄だけではありません。結び方にだって、個性やお洒落心を発揮できるのです。
ディンプルを作る意味
最近はネクタイにディンプルを付けて結んでいる方が本当に増えました。筆者がまだ二十代の頃(二十年以上前です)は、三十代以上の先輩社員の皆さんはおろか、二十代の若手社員の中にもネクタイにディンプルを付けて結んでいる男性はとても少なかったものです。そういう時代を知っているだけに、本当に日本の男性はお洒落になったなあ、と、たかが(といってしまえば元も子もないですが)ネクタイの結び目ひとつを見て感慨にふける、今日この頃です。
まあ、そんなことはひとまず横に置いておいて、とにかくディンプルです。
ディンプルとはネクタイの結び目のところに作る窪みのことですが、これがあるとないとでは、ネクタイを結んだときの華やかさが格段に違って見えます。ディンプルを作ることでネクタイの生地が盛り上がり、胸元にボリュームが生まれるためですね。以下の二つの画像をご覧になってみてください。
上の画像にはディンプルを作ったネクタイ、下がディンプルのないネクタイスタイルです。いかがですか、ディンプルという本当に少しの違いですが、何となく上の画像の方がネクタイにポイントができて、視線が引きつけられるように見えませんか?こういう細かいところで制約の多いスーツスタイルは差を付けてお洒落心を発揮させるものなのですね。
ダブルディンプル
ディンプルには、この画像のように二つ入れる方法もあります。これはダブルディンプルといわれている方法なのですが、こうすると胸元によりボリューム感が出て、綺麗に結ぶことができれば、胸元に華が咲いているような華やかな雰囲気を演出することができます。したがってパーティーなどの華やかな場で結べば、より場の雰囲気に即した仕上がりにスーツを見せてくれる結び方です。
細身のネクタイや葬式の場では
ディンプルはこのようにお洒落心を発揮するための結び方ですから、儀礼重視のお葬式の場などでは控えた方がよろしいのかもしれません。
また最近はシルエットのスリム化に伴って、ネクタイ幅もスリムになる傾向があるますから、スリムなネクタイ(いわゆるソリッドタイというタイプのものです)などは、無理にディンプルを作らないほうが美しい場合もあります。ディンプルを入れる場合は、やはりネクタイの幅がある程度あったほうが、より美しく仕上がるともいわれていますので、この点は注意が必要ですね。
いかがでしたでしょうか。参考にしていただけましたら幸いです。