プライベートで着るテーラードジャケットの楽しみ方

  • 2019/09/29
  • ファッション
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  • ファッションマジシャン◆ yutaka
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この時期はもう、冬真っ盛り!くらいに冬服の事を考えています。早くないですよ。アパレルだともう春夏の事を考えている時期ですから。

もちろん私も情報としては新しい流行として、最新情報はチェックしています。

しかしファッションアドバイザーとして動く中では、お買い物同行などのため、実際のシーズンをより意識する事が大事です。

これって自分としては嬉しいんですよね。常に次のシーズンの事を考えていると、いまのシーズン分は既に飽きちゃってる感覚になるのですが、いまはそういう事がありません。

いまの季節を存分に楽しめるので、とても気持ち良く服を見られるんです。

そんな中、今回は秋から冬にかけての出番が多い、テーラードジャケットって、「着たいけど、着こなしが良く分からない」という方が多いんです。特にプライベート。

みなさん、ジャケットを着るにしても、それなりにちゃんとしたものが欲しい。でも、スーツ専門店に行くとスーツを基本にした着こなししか教えてくれない。

一方、シーズンで流行の変わるお店に行くと、流行の着こなしメインになるから、どうも格好をつけ過ぎた感じだし、次のシーズンも、その次のシーズンも着られるか不安になる。

ある程度ちゃんとしていて、何年も着られるジャケットで、プライベートでのカジュアルな着こなしを教えてくれるところ。つまりスーツにも、流行のファッションやカジュアルなファッションにも精通しているところって実はそんなに無いんです。という事で今回は、それなりにちゃんとしたプライベートで着るテーラードジャケットの選び方と、どんな楽しみ方ができるのかをご紹介していきましょう。

 

プライベートならではのジャケット選び:生地

プライベートならではのジャケット選び:生地

プライベート用としてはスーツではなく、ジャケット単体で1着、テーラードジャケットを持っておくとオヤジ世代の我々は何かと重宝します。

ちゃんとした感じが出しやすく、変な格好にもなりにくいですからね。オーダーなんかで作っておくと、さらに自分らしく着こなせるでしょう。ジャケットのオーダーについては、ちょっと前に書いています。

(リンクはこちら「秋の装いなら1着、ジャケットをオーダーしよう!ttps://yaziup.com/fashion/casual/63542)

 

プライベート用だし、ジャケット単体ですから、生地はスーツっぽいものを選ばなくて良いし、選ばない方が良いもの。

生地なら、ツイードなどラフな雰囲気のものも冬らしくて良いですよね。生地感でスーツっぽくないというのは、大雑把に言ってしまえば「ツルツルテカテカしていない」ということ。スーツの生地は表面が滑らかでしなやか、そして上品な光沢感があるものが良い生地とされるので、そういう生地が多くなります。

こんな生地のジャケットを単体で着ていると「あの人、スーツのジャケットだけ着てる」と思われてしまいます。これはあんまり良くない。

なので、表面がモコモコしていたり、ザラッとしたりゴワゴワとか。こういう生地感だと、冬のジャケットらしさが出てくるのです。

そして、色にも違いが出てきます。こちらも大雑把に言えば「明るい」のが単体ジャケットのバリエーションの見せドコロ。ビジネススーツだと、ダークな色が基本ですからね。その違いをちゃんと見せるとなると、明るい色なのです。

さらに、柄。スーツだと、無地か織り柄か、ストライプくらい。しかしプライベート用のジャケットなら、チェックも普通に選択肢に入ってくるし、その他の柄でも様々な配色にチャレンジできます。この辺りの差が、ジャケットらしさとなってきます。

 

プライベートならではのジャケット選び:形

プライベートならではのジャケット選び:形

生地選びと合わせて大事なのは形。デザインですね。この形も「スーツっぽさ」が出てしまうものを選ぶと、せっかくの開放的なプライベートなのに、周囲からは堅苦しく見えてしまいかねません。

ですから、このスーツっぽさがどんなところから醸し出されるのかを知っておきましょう。

最初は肩です。なだらかでなく、肩先がくっきりと角ばっているものは、きっちりとした印象を与えたいビジネス向きのもの。肩幅も広く見えて男らしさも際立つものの、リラックス感は少なくなってしまいます。厚めの肩パッドが入っているものは、こんな形になりやすいので、気を付けてみましょう。ただ、最近の流行で肩はなだらかなものが多いので、いま新調するなら、ここはあまり気にしなくてもお店のスタッフがアドバイスしてくれるだろうポイントです。

次は、ポケット。ここって結構大事なんですよ。どこのポケットかというと、腰の両脇についているもの。スーツだと、ここはフラップと呼ばれるフタの様な生地が付いていて、ポケットの袋自体はジャケットの裏側に付きますよね。

でも、ジャケット単体では、ここをパッチポケットにすると、ぐっとジャケットっぽくなります。パッチポケットというのは、ジャケット本体の上から、ポケットとなる生地を縫い付けたもの。逆にこのパッチポケットをスーツのジャケットにしてしまうと、カジュアル感が強過ぎて締まらない印象になってしまいます。

ジャケット単体だからこそのポケットと言えるので、ぜひこういう形を選んで欲しいと思います。ちなみに、胸ポケットもパッチポケットになっているものがありますが、そこまでやるとかなりカジュアルだし、かわいい雰囲気になっていくので、最初のうちはそこまでしなくても良いでしょう。

ジャケットの前で留めるボタンの配置によって合わせ方が変わる、シングルブレストかダブルブレストかという問題、結構聞かれますが、これはどちらでも構いません。好きな方を着ましょう。特に最近ではダブルブレストを着る人も増えているので、どちらを着ても違和感を持たれにくく楽しめます。

 

どんなプライベートを楽しみたい?

どんなプライベートを楽しみたい?

そんなポイントを押さえれば、後はそのジャケットを着てどう楽しみたいか?です。

彼女や奥さまと、ちょっと雰囲気の良いデートを楽しむ時に着たいなんて、男前な理由も素敵ですよね。もちろん、女性との出会いを求めるためにも効果バツグンです。

男性のプライベートでの着こなしって、女性はそれなりに気にするもの。職場でいくらスーツを格好良く着こなしていても、プライベートでは真逆で一緒に外出したくないとまで思われる男性って、結構います。だから、ジャケットを1着持っているだけでもかなり違うのです。

なんなら、家の近くのお店にちょっと出かける時でも、さっとこんなジャケットを羽織って出る癖をつけておくと、近所で「お洒落な人がいる」なんて見られる様になるかも。

 

異性への意識を考えなくても、プライベートな時間にちょっと良い服を着て、ゆるくても適度な緊張感を漂わせる休日というのも良いですよね。美術館でアートを楽しむとか、美味しいコーヒーを飲みにこだわりのカフェに行くとか。さらには、海や山へのドライブなどにも、例え1人での休日であっても、確実にいつもと違う自分を楽しめます。これ、結構楽しいんですよ。自分のお気に入りの、いつもよりちょっと良い服を楽しむ時間って、自己肯定感を高めるのにも効果的。ワクワク感なんかを感じられるのでオススメなのです。

 

こんな風に、自分の優雅なプライベートを思い浮かべながら、1番ワクワクするシーンに合ったジャケットを1着、選んでみてはいかがでしょう?

きっと、休日がこれまでよりももっと楽しみになるし、充実した休日が増えるはず。

仕事もプライベートも充実した男性って格好良いものですから、休日も充実してきたら、あなたはもうかなりの「カッコいいオヤジ」「素敵なオジサマ」「ナイスミドル」になっているでしょう。ぜひその第一歩に、まずはちょっと良いジャケットをこの秋に新調してみて欲しいと思います。

ここまで読んだオヤジにおすすめの記事3つ。

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