いま流行の服は格好良い?モテる? 大人の着るべきモテ服とは?

  • 2018/11/09
  • ファッション
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  • ファッションマジシャン◆ yutaka
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学園祭シーズンですね。私は友人(少なくとも私はそう思っている)の大学生がいるので、その大学の学園祭に、初学園祭の息子(小2)を連れて行ってきました。

私も大学生時代は学園祭をやっていたんだよなあ…なんて遠い目になるくらい場違いな感じになるか?と思いきや、それなりに溶け込めていたと自負しております。息子はもっと溶け込んでましたが!

しかし大学生のファッションを見ると、流石に今の私のファッションとは大きな違いがあります。当時の私もそうだったのですが、やはり流行の服装を着こなすという意識が強いのです。「若さ」という無敵の武器を持っている世代ですから、流行の服も力技で着こなせるのが彼らの特権と言えるでしょう。

しかし我々大人はそういう訳にはいきません。力技はそもそも使えないと思った方が良い。それに、力技だけではない多彩なテクニックを持ち合わせている事を見せつけてこその大人の余裕ですからね。そうは言ってもお店に行くと流行の服をオススメされるし、その流行が実際どれだけ格好良いのか?さらにはモテるのか?も分からないもの。という事で今回は、そんな時に、お店の可愛い店員に「格好良いですよ〜!」なんて煽てられて買ってしまって、実際の格好良さから遠のかないポイントをお伝えしましょう。

 

 

◇ファッションの流行ってどこから?

ファッションの流行ってどこから?

流行は自然発生的に生まれるものもありますが、日本のファッションに関しては大人の男性から自然発生する様な流行は、残念ながら起きにくいのが現状です。自然に次々と出てくるくらい、お洒落を楽しんで欲しいのですけれど。

自然に出ないとどうなるか?これはもう、同じ様なものを着続ける事になります。大人のファッションでは、自分に似合っていて魅力的に魅せられる装いなら、そこからコロコロと変える必要はありません。しかしそれで困るのは服を売る側。毎年何かしら買って貰わないと自分達が食べられなくなってしまいますからね。ですから毎年流行を作って、今着ている服を過去のものだと思わせていく、という手段に出る事になります。

こんな流行にワザワザ乗ることはありませんね。時にはそれが時代の気分にマッチして、多くの人に受け入れられ、大きな流行になっていく事もあります。それは着る側も一緒に作り上げているもので、その時代らしさとも言えますから、そんな流行なら少し取り入れても良いと思います。

とまあこんな具合に流行が動いているので、流行のものを着る事と、格好良さ、モテというのは直接的な関係がない事が分かりますね。

 

 

◇いまの流行ってどんなもの?

いまの流行ってどんなもの?

さて、そんな流行に安易に乗ってしまわないためには、流行を知る必要があります。

例えばコート。長い時間の変遷では、暖房器具が発達し、外出時でも車や電車、バスなどで寒い思いをしない時代になるほど、コートの生地は薄くて軽くなり、着丈も短くなっていきます。洋服全体で見ると、将来の見通しが立て辛くなるほど、クラシック回帰へと向かう傾向があります。ここ十数年でスーツの着こなしがファッション界に広がってきたのはその流れと言えるでしょう。私が学生の頃は、もっと未来的な展望を見る傾向が強く、スーツは「古臭い服」というイメージでファッション誌にメインで出てくることなんて殆どありませんでした。

大きな流れで見るとこういった時代背景の影響による人々の生活や気分が装いに現れます。また一方で、短い期間で見ていくと流行というのはもっと「気分」が強くなる傾向があります。「前は小さかったから、今度は大きく」「前は明るかったから、今度は暗く」そんな風に、目新しさを求めて変わる傾向もあります。

そんな中で、今の流行はどんなものでしょう?服のサイズ感では、これまでの「細めで短めの着こなし」が一般的になった反動で、大きくて長めなサイズのものが注目を浴びています。ただメンズ服の種類という部分では、クラシック回帰がまだまだ続いているので、スーツ、しかもよりクラシックなスーツに注目が集まっています。

なので、ゆったり目で長い丈のコートとか太めのスラックスなんていうのは、ファッション誌などでも頻繁に出てきます。この辺りが、いまの流行の傾向と言えるでしょう。

 

 

◇モテる格好って結局どうすれば良いの?

モテる格好って結局どうすれば良いの?

前述の通り、流行の着こなしとモテとは直接的な関係はありません。「流行の服を着こなすオジサマ格好イィ〜ッ!」なんて女性にならモテるでしょうけどね。

ただ実はこの「大きめ長めの服」、一般的には「モテない」という認識を持っておいた方が良いのです。今回はここが言いたかった。

「大きい」「長い」って男らしくて良さそうなのですけど、これが男らしい格好良さに繋がるのは、実際に大きく見えて、長く見える。という着こなしが出来たらの話です。単に大きくて長い服を着るだけだと、それは「ダボダボ」という事。これって、格好良くは見えません。むしろだらしない大人に見えてしまいます。これってかなり大きなマイナスですよ。分別をわきまえて自由に人生を謳歌する大人の男を演出したいはずが、「自分の身体のサイズもロクに分からないんだから、どうせこれまで適当に生きてきたんだろうな」なんて事を匂わせてしまう危険があるのです。「大きめサイズで長い丈のコートにすっぽり身を包んだオジサン」なんて、下手をすると変質者みたいな出で立ちですからね。

 

では、モテる服は?逆のイメージを狙えば良いのですから、形も逆になります。小さく短く、だとやり過ぎですが、ズボンは足が細く長く見える様な、コンパクトなシルエットのもの。上着はジャストサイズ。どちらもパッツンパッツンじゃやりすぎですよ。あくまで、程よいゆとりのあるジャストサイズを選びましょう。気にするとすれば、ズボンは「ゆったり」に見えない様、細めか、細く見える形を選んだ方が良いですね。

言ってしまえば「流行なんて気にせず、普通の格好をしよう」って事なのですけど。でもモテたいなら普通の格好を極めた方が良いのです。そこにさらに大人っぽさを出すなら、上質な素材のものを選んでみましょう。それでかなり大人の魅力が増すはずですから。

 

以上「モテたいなら今の流行に乗らず、普通の格好を極めよう!」というお話でした。流行と、それをオススメするカワイイショップスタッフに流される事なく、大人の魅力でモテる格好を楽しんで欲しいと思います。

 

この記事の作者

ファッションマジシャン◆ yutaka
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ファッションの専門学校〜アパレル業界での経験を活かし オシャレに自信がない男性から 豊かな人生を自在に楽しむスマートミドルへ大変身するための マジックの様なファッション=ファッションマジックをお届けします。
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