ゆったりパンツを格好良くはきこなすには?
- 2017/06/23
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数年にわたる提案の甲斐あって、最近はゆったりめのパンツが少しずつ浸透してくるか?という流れにあると思います。
ちなみに今回の「パンツ」というのはズボンの事です。下着もパンツと呼ぶし、ズボンの事をパンツとも呼ぶのが定着してきているのでややこしいですね。
流行の話に戻りますが、最近の流れでは、ファッション誌などで2〜3年かけて少しずつ提案をしていき、定着させていくというのが多い様です。
ただ、昔の流行の様にみんなが同じものを愉しむという傾向は随分と薄れてきました。しかしこれって、流行やファッションに興味がなくなったのではなく、表現の視点が変わったのだろうと感じています。
そうは言っても我々オヤジは
そんな事をいいながら、我々オヤジ世代はみんなで愉しむ流行を経験してきているので、「これまで通りの流行」で考える事に慣れています。その方が分かりやすいですよね。
そんな流行の視点でいえば、やはり最近になってゆったりめのパンツが少しずつ提案の幅を広げてきているのです。
ちなみに、これまでの流行といえば「細身のパンツ」だったワケです。そこからゆったりめに変わってきているという事なんですね。
これまでのパンツの流行は?
ちょっとおさらいしてみましょう。
例えば14〜5年くらい前だと、ブーツカットなど、裾が少し広がったタイプのパンツが出回っていました。その後、上から下まで真っ直ぐの、いわゆるストレートタイプのパンツがメインになっていきます。
その辺りからファストファッションが広がっていきます。その中で、細めのパンツが脚光を浴びる様になりました。スキニーパンツなんていうのがそうですね。足の形がそのまんま見えてしまうくらい、ピッタリしたパンツです。
次に、今度は長さにも変化が出てきます。丈が短くなっていきました。単純に丈が短くなったものから、裾を巻き上げて(ロールアップと呼びます)短くしたものまで、ですね。
今ではロールアップは良く見かけますし、丈が短くてくるぶしが見える様なパンツはよく見かけます。夏なんて、膝が見えるショートパンツも当たり前のように見かける様になりました。
こう見ていくと、ちゃんと流れがありますよね。裾の部分は段々と細く(究極の細さは足首の細さですから、足首を見せてしまうのが1番細い訳です)なり、ウエストや足の付け根部分との太さの差がより大きくなってきています。
つまり、いま流行の「ゆったりめ」とは?
そんな、これまでの流行の経過を辿れば、いまの「ゆったりめ」の形がよりハッキリと見えてきます。
大きな流れのポイントは「ウエストと裾先の太さの差を大きくする」という事です。裾先はもう、細くするところまで細くしました。足首出しちゃってますからね。すると後はウエストを太くしていくしかありません。
つまりこれが、今の「ゆったりめ」のパンツのカタチの詳細です。ゆったりなのは腰回りだけ。裾先は細めになっているのです。
ですから、上から下まで太いパンツだと、少なくとも流行のカタチではないんですね。
しかもこのカタチ、実はオヤジに優しいのです。お腹が出てきて、太ももも太くなっているオヤジでも、このパンツは普通にはけます。その上、膝から下は細くなっているので視覚効果としてはスラッとした脚に見えやすいのです。
オヤジの「流行ゆったりパンツ」攻略法
ここまで分かれば、攻略はすぐそこです。まずはパンツ選び。どの流行であっても、それを過度に反映するお店やブランドがあるのでそこは気を付けましょう。何事もやり過ぎは禁物ですから。
程良く流行を取り入れ、何より自分の身体に合ったものを選びましょう。
次に、着こなしに当たってのポイントはずばり「汚くならない」です。腰回りがゆったりなので、リラックスした雰囲気で着たくなるものでしょう。そんな装いでも全体の印象はキレイめに、すっきりとまとめる様にしましょう。
これは、現在のトレンドがそういう方向性にあるという部分もあるのですが何より、歳を重ねる毎に、キレイにスッキリとした部分を損なわない様に気を付けた方が良いのです。じゃないと、単なる「キタナいオヤジ」に見えてしまう危険がありますからね。
さて、その上で最後に今回最大のポイントをお伝えしましょう。それは
「まず、慣れるまではいてみる」
ということです。パンツって、これまでと違うのものをはくのに結構、精神的な壁があるものなんです。ですから、パンツの流行が変わるのには比較的時間もかかるものなんですね。
しかし、その分やはり見た目も変わりますし、そこから新しい着こなしを楽しめる様になるという可能性も高いのです。
ですから、鏡を見て「なんか見慣れないなあ」なんて感じても、試しに何回かはき続けてみて欲しいのです。慣れてくれば「あれ、意外にいけるかもな」なんて思えたりするものです。
もちろん、そのためには的確にアドバイスしてくれる人がいると安心ですね。
ただ、これが楽しめれば着こなしの幅を広げる事を楽しめるという事ですから、いろんな着こなしをチャレンジするのが楽しくなってきますよ。
ぜひそんなおしゃれなオヤジになって欲しいと思います。