「ファッションセンス」を身に付けるための簡単なスタート方法とは?
- 2017/01/10
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「ファッションセンス」というのは多くの人にとって「何だかよく分からない」ものではないでしょうか?人によって「センスの良さ」が違っている、なんてことが当たり前のようにあるので、基準らしきものを探ることさえ困難ですよね。
ファッションセンスの使いドコロはない!?
実際、ファッションセンスというのは普通に暮らす中では本当に分かりにくいものです。というよりも、ファッション業界の中でさえ、現実には使いドコロが限られています。私がファッションの専門学校で学んでいた頃にも「ファッションセンスを使って差が出るのは、膨大な基礎を身に付けてからの話ですよ」なんて事を言われたものです。もう、いつになったら使える様になって、さらにはそれを高める事が出来るのか、途方に暮れそうになったものです。
私のファッションアドバイスの中でも「まずはセンスなんていりません。ファッションの基礎を身に付けましょう」という話しをします。
ファッションセンスの真実
しかし、この言葉は半分本当でもう半分はウソです。というのも、ファッションの基礎の中にも、センスのエッセンスが含まれているのです。だから「まずはセンスなんていらない」という訳ではなく、基礎を身に付ければ、自然とセンスが身に付いていくものなのです。
でも、「まずはセンスなんていりません」という言い方をしています。なぜか?それはファッションの性質に関係しています。
「ファッションは主に視覚を使ったコミュニケーションツール」だと私は良く言いますが、まさにそういう事なんです。言葉で理解するものではないんですね。見て、そこから感じる感覚を磨くのが、センスを磨くという事になるのです。
だからこそ「まずはセンスなんていりません」と言うことで、センスを、言葉を使うコミュニケーションから除外しておくのです。でないと、言葉であれこれと考えてしまいますから。あとは、ロジックで組み立てられるファッションの基礎を身に付けた自分を見続ける。
この「見続ける」というのが大事です。「センスが良い」と言われるものを見慣れると、そうではない「センスが悪い」ものに違和感を抱く様になります。これを続ければ、センスが磨かれていく、という事です。センスって、そういうものなんですよね。
実際にセンスが良い人は何をどうしているのか?
例えば、イタリアやフランスというと、センスの良い人が多いという印象があるのではないでしょうか?これは、確かにそういう部分があります。何故なら、ちゃんと「センスが良い」と言われるものを身近に置き、愛でる文化が育まれているからなんですね。単に人目を引くだけでなく、多くの人が認める美しいものが身近にたくさんあります。小さい頃からそういうものを見続けて、さらにそれをみんなで「良い悪い」と評価をする環境で育つから、基礎的な感覚が身に付いているのです。
古い建物が立ち並ぶ街並みや美しい自然だけでなく、街に貼られたポスターなどの広告でさえも、美しいものが比較的多く「そんな中で育てば、当たり前だよね」と思うくらい、センスを磨くことの出来る環境が揃っていると言われます。
「じゃあ、日本にいたらダメじゃない!?」と思わなくても大丈夫。要は「そこに意識を向ける」事が大事なのです。何が美しくて、何が美しくないのか?これを常に意識しているだけでセンスは磨かれています。最初のうちは単に「好き嫌い」で構いません。好きなものをたくさん見たり、自分の近くに置いておく様にしてみて下さい。
「センスの良い人」って、持っているものから部屋のインテリアまで、全部格好良いイメージありますよね?これってまさに、「自分の好きなものを身近に置いている」という事を続けるからこそセンスが磨かれ、持っているものなどもさらに格好良くなった結果なのです。
とにかく、目に入るものは「好きか嫌いか」からのスタートで良いので、感覚で判断する様にし続けてみて下さい。服では、自分で着たものを姿見(全身が映る鏡)で見て、判断するって事です。続ければ続けるほど、センスが磨かれていくんです。
これは、生きている限りいくらでも磨き続けられます。つまり、早く始めた方がよりセンス良くなれる、という事でもあります。もし「格好良くなりたい!」と考えているなら、こういった「常に意識する」という方法を早めにスタートする事をオススメします。
これを身に付けると、言葉ではないもので表現する「センス」というものが分かってくる様になります。ぜひ、お試し頂きたいと思います。