アパレル業界数十年!はずさない洋服の購入のしかた
- 2016/10/07
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筆者は今、50代ですがアパレル&美容業界でウン十年を過ごしています。環境は人を作るというのは、よくいったもので、やはり同窓会などで様々な業界で働いている同窓生たちと会ったりしますと、多少なりとも身に着けるものには気を着けているのかなあ、なんて自己満足したりしています(笑)。
筆者も若いころはアルバイトで貯めたお金を高いDCブランドにつぎ込んだりして、今にして思えばバカなことをしたもんだ、ともいえますが、良くも悪くもこの頃の経験が身に着けるものに対する感覚や、投資の仕方を教えてくれたような気がします。
ここでは実に僭越ではありますが、そんな筆者が日々心掛けている少ない投資で、お洒落に見せる方法を少しだけお話しさせていただこうと思います。
情報収集
季節の変わり目になってきますといち早く店頭では次のシーズンの洋服が並び始めますね。今ならば(9月~10月)秋冬物が店頭まっさかりかと思われます。
適当にウィンドウショッピングをして気に入ったものを購入するのも財布に余裕があればOKなのですが、残念ながら筆者の小遣いではそれもままなりませんので、実際に店頭で洋服を見る前に、雑誌などで情報を仕入れるようにしています。ここでも筆者はLEONなどオヤジ向けのファッション誌を購入するのでなく、こんなことを書くと雑誌社の方に怒られてしまいそうですが、立ち読みでさらっとななめ読みする程度です。
パンツに着目
特に今の時期のようにシーズンの始まりの場合は特にパンツのシルエットがどうなるのかに着目して見ています。パンツのシルエットというのはそのシーズンの流行をいちばん体現しやすいものです。パンツのシルエットを変えるだけでも〝いまどき感〟が出てくるほど全体に影響を与えるアイテムです。
そういった中で、今期もスリム系が主流であるのか、それとも一部で言われているようにゆったり系が主流になるのか、の判断を下すようにしています。筆者的にはまだまだ2016年秋冬はスリム系が街着では主流で、ワンタックのスリム系がかなり出てくるな、ゆったり系は雑誌には出ているけれど街着としてオヤジ世代が着るのはまだ早いな、という感覚です。これは雑誌が割いているページ数から何となく想像することができます。
高級感は小物で
全身プレステージブランドで武装することが可能な方も、我々世代の方の中にはたくさんいらっしゃると思います。しかしながら筆者の場合、多分にふところ具合の事情からそこまですることができません。
そこで、ベルトなどの小物で高級感を演出するようにしています。その場合には少しクセの強いデザインのものを選ぶようにしています。素材が高級でベーシックなデザインのものは確かに長く身に着けられて結局お得ではあるのですが、高級感プラスおしゃれ感を演出するためには、どベーシックなものよりも、控えめにスタッズが付いているなど、「あれ?ちょっと変わったデザインだな」と思わせられるようなものをセレクトすると、高級感プラス押し出しが効きます。
いやらしい言い方ですが、せっかくいいものを身に着けているのだから、多少はアピールしたいじゃないですか。もちろんやり過ぎは厳禁ですが……。
トレンドはファストファッション
rmnoa357 / Shutterstock.com
さて身に着けるものを気にするようになるとトレンドど真ん中のものもたまには着たくなるというのが人情です。そういったときに筆者がよく利用するのがH&MやZARAといったファストファッションのお店です。
最近はユニクロやGUなども全てとはいいませんが、我々世代を満足させる品質のものを展開していますが、どちらかといえば高品質、低価格に重点が置かれていて、デザインの先端性は先述の2ブランドに譲らざるを得ないといった印象です。ここなら、例えばシャツで1000円から高いものでも9000円台で購入できますので、ベーシックなアイテムというより短期決戦の流行性の強いアイテムをいつものアイテムにプラスするつもりで購入すると、とたんに全体の印象を変えることができます。いかがでしたでしょうか。ここでは極私的な筆者の買い物方法をお話しさせていただきましたが、多少は参考にしていただけそうでしょうか。もしも参考にしていただけましたら筆者としてこれ以上の喜びはありません。