職場の引継ぎどうしてる?後任選びは〇〇が決めてだ!

  • 2019/04/25
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  • 沖倉 毅
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4,50代男性の職場での課題の1つが、引継ぎだ。
自分がその部署を去ったり、やめたとしても、会社や業界に影響が出ない様にするのが、引継ぎで求められる事だ。

その為には相応しい後任選びをしなければいけないのだが、管理職や、バリバリ働く40代男性を悩ませているのが、後任が見つからないという事実だ。

私の周りにも、後任が見つからない為に、人生最後の転職活動に勤しむ事が出来ない、後任を見つけたと思ったら、後任と部下が人間関係で揉めた為に、同じ職場に管理職として戻らなくてはいけなくなった40~50代男性が居る。

彼らを悩ませる『後任選び』の原因になっているのは、何だろうか。

 

困った時の仕事の指示の仕方で、後任選びが決まる

困った時の仕事の指示の仕方で、後任選びが決まる
40~50代の男性で、自分の仕事の引継ぎを後任に頼んだ場合、後任に任せて失敗するのであれば、後任に以下の様な事柄が見受けられる。

1:部下に適格な指示を与えられない
2:感情的、主観的
3:認めて貰いたい気持ちが強い
4:仕事は出来るが、自分の事で精一杯
5:部下受けが悪い、もしくは部下によって態度が違う
6:部下から正論を指摘されても受け入れない

これらは、後任を任せた上司である貴方から見ると全て『盲点』になっている事柄で、部下目線になって、初めて発覚する事だ。
部下は、前の上司と次の上司を、否が応でも比べてしまう。

前の上司に比べて1~5の事柄が当てはまっていないかどうかを、口頭でのやりとり、身振り手振り、メール、SNSでのやりとりで判断し、最終的に前の上司に比べて、人の上に立つべき人間かどうか判断しているのだ。

私の友人で年収1200万のSSEは、60代で、仕事のやりとりはメールかLINEだ。
メールは150文字以内で、要点をまとめて、LINEは3行以内にしているという。それ以上は読まない。

仕事が出来ない管理職程、困難に立たされた時の仕事の指示メールは、だらだらと脈略がない。脈略がないと指摘すると感情的な答えを返してくる。

私自身、この様な後任の下で働かされては、仕事に対するモチベーションも下がるので、非常に困るのだ。前任者を呼び戻してほしいと思う。

これは年下上司の下で働いた経験のあるオヤジであれば、誰もが感じた不満だろう。
教育したい気持ちはあるのだが、向こうは自分の事で手一杯な上、『俺(私)の方が上役なんですから!指示は聞いてくださいね!』オーラをLINEやメールから出しているので、取り付くしまもない。

では実際に、どの様な人を選べば、引継ぎは巧くいくのだろうか。

 

後任に向いている人4つのポイント

私自身、職を転々とした事もあり、男上司、女上司、お局様、おじいさん、様々な年齢、性別の上司の下で働いてきた。
上司が『引継ぎは巧くいった』と思って、企業もしくは現場を去った後に、影で揉めていたケースは往々にしてある。

その原因の9割をしめるのが人間関係だ。

落下傘上司と古参部下が巧く行かないという話を以前させて貰ったが、あれこそ最たるものだろう。

落下傘上司は、部署内の人間が、長年どういう仕事をしてきて、どの様な人間関係を構築してきたかを知らないのに、自分の仕事の流儀と人間関係の流儀を通そうという人が多いので、現場と衝突し、やめることになってしまう。

4,50代のオヤジが後任を探す際に、仕事が出来るかどうか以上に基準にしてほしいのが、以下の事柄だ。

1:話すのは1割、聴くのは9割を心がけている人
2:客観的で感情的にならない人
3:仕事の指示が的確で、判りやすい人
4:誰に対しても平等な態度を貫ける人

私の周りにも、仕事は出来るのだが、1~4まで全く出来ない人は大勢いる。
特に客観的にならず、聴く事を9割というのをクリアするのは、若い人や女性を前にすると難関になるらしい。

では具体例で、どんな人が、後任に選ばれるのにふさわしいのか。

 

認めてほしい症候群を持たない人が後任に相応しい

私が大手自動車会社に勤務していた時の話だが、客や上司に媚を売る営業部員が多い中で、1人コツコツとドブ板営業を続ける新人営業マンが居た。

私がその会社を辞めた後も、彼は家族がある身なので、コツコツと営業を続け、整備だけの客にも車を購入してくれる客にも同じ様に接していた。

彼が心がけていたのは、1~4の事柄だったと思う。
そんな彼は、全店長から後任に指名され、店長になり、さらにエリアマネージャーになっている。

彼が『利益ある人や自分によくしてくれる人』にだけ態度を変えるという事はなく、人間としてのたしなみを自然に身に着けていたからこそ、前任者から相応しいとみなされたのではないか、と私は思う。

もし貴方が、自分の仕事の後任探しに迷っているのであれば、これらの事柄を気に留めて貰えればうれしいと思う。

この記事の作者

沖倉 毅
沖倉 毅
ビジネスと国際関連をメインに執筆しています沖倉です。 転職経験と語学力を生かし、語学教師とフリーライターをしています。 趣味は定期的に記録会に出る水泳、3000本以上お蔵入り字幕なしも観た映画、ガラクタも集める時計、万年筆、車、ガーデニング、筋トレです。 どうすれば永遠の男前になれるかをテーマに、取材は匿名を条件に記事執筆に勤しみます。
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