雑談、質問、挨拶…何でもない会話がどうしてこんなに難しい?ポイントは5つ、解決法は質問の仕方?

  • 2019/02/12
  • ビジネス
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  • 沖倉 毅
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雑談、質問、挨拶、これら何でもない会話が難しくて苦しいのかという事は世代、職種を問わない悩みだ。
とりたてて親しくない人に話しかけるのが最大の難関と嘆く人が居る。

親しくなれば距離感ゼロと言わんがばかりに、ずけずけと他人の心の領域に踏み込み、距離を置かれたと判った途端に丁寧語になるのも困り者だ。
こういう人たちも、実は本当の意味で、質問、雑談、挨拶が得意な人とは言い難い。

何でもない会話をすることが苦痛という人には、どの様な共通点があるのか。
また解決策はあるのか。

 

何でもない会話が難しい人には5つの共通点がある

何でもない会話が難しい人には5つの共通点がある
何でもない会話を振るのが苦手、もしくは、親しくない相手や、自分にとって仕事など特定のメリットがない人に話題を振れない人には以下の特徴がある。

1:それほど親しくない人と話したくない
2:何をどう話せばいいか判らない
3:興味のない話は”そうですね”と言って、受け流す
4:周りに話を合わせて貰う事が多い立場だ
5:趣味や仕事など特定の事柄で人脈を作ってきた

1から4に当てはまると、営業職や人事では致命傷だが、専門職だと業務上あまり人と話す機会がない人も多い。案外盲点になりやすいのが、5だ。

取引先との人脈つくりに趣味やギャンブル、政治の話題をネタにしている人も多いだろう。
中にはその道のセミプロも多いと思うし、取引先の趣味のセミプロ、マニア同士で繋がっている人も居る。

だが私は公私共々、その道のマニア、セミプロとは、そこまで深い付き合いはしないようにしている。何故なのか。

 

特定の分野で繋がると、何気ない会話が生まれにくい土壌が出来あがる

趣味や仕事の話で繋がった人同士で集まると、特定の話題がなくなると、正直グチと自分語り以外何も話す事がないという人の集まりになってしまうのだ。

その道のマニアやセミプロの集まりや繋がりには、今でも顔を出すが、その度に思うのが、特定の話題が途切れた途端、何故この人たちは、グチと自分語りに終始し、私の様な聞き役を求めるのかという事だ。

世の妻が、定年後に夫に家に居て貰いたくない理由は、夫の大半が仕事という共通のつながりをなくしてしまうからだ。
朝から晩まで新聞を隅々まで読んで、妻に新聞の解説をする夫の対処策として、平成10年度ぐらいまでのビジネス指南書は、世の男性に趣味を持って第二の人生を持てと勧めていた。

が、今は、新聞の解説をする代わりに、趣味のウンチクを語る中高年男女が増殖しているだけである。

今は、それほど親しくない相手に久しぶりに逢ったとしても、なんでもない会話がサラリと出てきて嫌味なく続く人が、仕事が出来るとみなされる。
特定の趣味のお仲間さんとだけしか話が続かず、仕事では最低限の話しかしない人は、デキる人は言わない。
人事部から密かに左遷リストに入れられていても文句は言えない。

では具体的な改善策はないのだろうか。

 

質問力を身に着けて相手の情報を広く取り入れる

それほど親しくない相手と、意味のない雑談をするのが苦手という人は、ネタをストックしておく事だ。
その人が興味ありそうな話からストックしておくといいが、自分と共通で興味がある話でも、空振りしてしまう危険性もある。

例えばの話なのだが、相手と自分がジムに通っているのであれば、ジムの話を持ち出して空振りする事もある。
同じスタジオプログラムに参加していて、貴方がやる気満々でも、相手はいつやめようかと思っているかもしれない。
会社の中でも、誰もがモチベーション100%で仕事をしているのでないのと同じだ。

質問と雑談の組み合わせをする時は『相手から情報を吸収し、モノにする』事に徹する事だ。その場で聞いても『全く身に付かない男』は見れば判る。

つい最近も私自身こんな例があった。
知り合いの男性に、コーヒーが好きだと言うと、彼は、スタバやタリーズに通ってるのですかと聞いてきた。

ここまでは合格だったが、後で彼は全く人の話を聞いてない上、何のための雑談か時間のムダだった事が発覚した。
彼はその後、ブログに、今日僕と同じ様にスタバ好きな人に逢いました、僕はフラペが好きだの、タリーズではドックが好きだの的外れな事を書いていた。

私はスタバではブラックか、リザーブに行く事を言ったはずだが、彼はその情報が右から左に流れているのである。
これでは質問をした意味もない上、何のために雑談をしたのか判らない。

彼は、特定の趣味や仕事でしか繋がりを持たず、いつも話しかけられる立場の人間で質問力が身についていない。
その為友達がほとんどいないのが悩みなのだそうだ、とすると、特定の話でしか繋がれない人は、本当の意味での友達を作る事が難しいという事にもつながる。

いかがだろうか。

何でもない会話を、それほど親しくない人とさりげなく続ける努力をするという事は、中高年の人々にとって、友人を見つけるチャンスでもあるのだ。
チャレンジしてみるに越した事はない。

この記事の作者

沖倉 毅
沖倉 毅
ビジネスと国際関連をメインに執筆しています沖倉です。 転職経験と語学力を生かし、語学教師とフリーライターをしています。 趣味は定期的に記録会に出る水泳、3000本以上お蔵入り字幕なしも観た映画、ガラクタも集める時計、万年筆、車、ガーデニング、筋トレです。 どうすれば永遠の男前になれるかをテーマに、取材は匿名を条件に記事執筆に勤しみます。
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