フリーランス大ピンチ?不況前夜をどう生きるか!
- 2019/01/24
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景気後退の足音が聞こえる
2019年はいきなり株式市場や為替市場に緊張が走り、このまま一気に不況へと突入してしまうのではないかという恐怖感に襲われました。
今年は消費増税も予定されていますし、景気には厳しい年となりそうです。世界的にも米中の貿易戦争が加熱しそうですし、日韓は徴用工問題やレーダー照射事件でゴタゴタ続き。欧州でもイギリスのブレグジットがどのような展開を見せるのか不透明ですし、フランスやドイツでは移民問題諸々で暴動やデモも頻発しています。
急激に混迷を極めようとしている現状にあって、特にフリーランスとして活動している人は今後どのような点に気をつけながら自らを防衛すれば良いのでしょうか。
今回は不況に備えてフリーランスがとるべき行動を解説していきたいと思います。
正社員に転職する
フリーランスという立場を捨ててみるのもある意味有効な手段です。正社員になったからといって二度とフリーランスに戻れないわけではありませんし、正社員就職できるあてがあるならこの際転身してみるのもよいでしょう。
日本では正社員はとても優遇されています。休暇関連にしても雇用保険にしても、そして社会保険や年金関係にしても、とにかく正社員であれば社会のセーフティネットを余すこと無く利用し、その恩恵を享受することができるのです。
今更正社員なんて…と思われるかもしれませんが、不況の到来を予測するなら一考の価値有りと言えるでしょう。
クライアントとの関係を強化する
フリーランスは発注元企業からすると業績悪化時に一番簡単にコストをカットできる相手と言えます。特に顔の見えないネットだけのやりとりで繋がっているクライアントであれば、相手は貴方に対して特段の感情や思い入れは持っていないと考えるべきでしょう。
なんだかんだ言っても人間関係は重要です。人間的な付き合いが深く、関係が強化されていればコストカットのためにリストアップされる順番を下げることができるかもしれません。
たまにはメールの文末に、相手の体調を気遣う一言を入れてみてもよいのではないでしょうか。
取引先の数を増やす
一つの取引先、クライアントとの関係を深める一方で、その数を増やす努力もこれまで以上に注力すべきでしょう。特定の取引先だけに収入源が集中していると万が一の時に共倒れとなってしまいます。
取引先の数を増やそうと努力する過程においてはより幅広いジャンルの案件に対応できるようスキルアップする必要があります。フリーランスは結局は自分自身の能力を高めることが収入アップに直接寄与するというごく当然の答えに帰結するわけですね。
また、同業者と小規模なネットワークを作り、仕事を融通し合うような枠組みを用意するのも素晴らしいアイディアです。
「数は力」とはよく言われる言葉ですが、これは取引先の数だけでなく味方の数を指す言葉なのです。
リスク資産から預貯金へと資金をシフトする
景気後退によって仕事量と収入が減るだけではなく、同時にリスク資産の価値まで目減りしてしまうとダブルパンチとなって相当な痛手となってしまいます。これを防ぐためにはリスク資産である株や外貨を、普通貯金や定期預金へと少しずつ移行しておくのも良いでしょう。
一般的には不況になると同時に物価上昇率が低下しデフレとなります。デフレになると物やサービスの価値に対して相対的に現金の価値が上昇します。ですから、景気後退を想定するなら資産における現金の比率を高めておくべきなのです。
最近では金融市場の動きは急激で、気づいた時には手遅れになってしまうこともしばしばです。金融資産の多い方は今後の戦略を練っておくことをオススメします。