人間が出来ていないオレ様上司と付き合うには、うわべだけにしておく理由
- 2018/11/10
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民放のドラマで未だに王道なのが『オレ様上司、姉御主役』だ。
仕事の現場では、いかにもカリスマというスーパースター型の上司は居ないというのに、キー局は20年前と同じ主人公像で売ろうとしている。
『オレがお前の才能を見抜いたのだから、オレについてこい』という上司は日本どころか世界でも通用しない。
なのに日本でパワハラと言われつつまかり通る理由はなぜなのか、対処法はあるのだろうか。
フィードバックを他人事と思う人がヤバい
具体的に、どんな人が危ないオレ様上司になるのか。
自己評価と他人からのフィードバックを冷静に分析する事が出来ず、自分にとって耳障りの良い事しか記憶に残さず、内省的でない人だろう。
この記事を読んで、よく考えれば自分にもオレ様な所があるなぁと思えた人は大丈夫。
だが、オレ様な所はあるけれど、まあいいかとスルーした人、そんな人いるよねと他人事に考えた人は要注意。
そんな事より、オレ様が興味のある事を周りに喋り散らかせば女性にモテる、同僚にウケると考えた人は論外。
もしも貴方が上司ではなく、年下上司の下で働くオレ様部下なのであれば、年下上司に何等かの形でイエローカードは出されているはずだ。
彼らオレ様上司に共通しているのは、失敗から学べない事である、ひどい人だと自虐ネタにし、他人にどう話せばウケるかという事を考えている。
自分と同じ考えを持つ人とLINEのアドレスを交換し、ブログやFBなどで思った事を書くのも自分と価値観が同じ人相手なので、誰も失敗や反省点を指摘してくれる人はいない。
仮に居たとしても、悪い意味で同類が周りにいすぎて判断材料がないのが、オレ様上司なのだ。
オレ様上司は、人間環境に恵まれているようで恵まれていない、学生時代のお友達の延長線上で人間関係が終わっている。
知り合いの一人は、若い頃に、マリンスポーツにのめりこみすぎて失明の危機に陥っているのだが、手術を先延ばしにしている。
彼のいい加減さはそれだけに留まらず、風邪気味なのにライブや旅行に行ったり、疲れがたまると遅刻、物忘れと業務に支障をきたす上、自分のことばかり喋り散らかす。
何度注意しても『オレってダメなんだよね~』と日サロ焼けの顔をニヤつかせているアラフォーで、筋トレをしようが何をしようが帳消しである。
彼の様にフィードバックを耳に入れない人には上司にもリーダーにも向かない、何事も内面と行動が大事なのだ。
では逆に、そんな人が上司、もしくは部下になってしまった不運な場合、どうすればいいのだろうか。
人間の幅が狭い上司や部下とは距離を置く
オレ様タイプや、自分の事ばかり喋りちらかす部下に悩まされた場合は、ほどほどに付き合うのが大事だ。
彼らの話や行動を反面教育とする事である。
自分の事ばかり喋り散らかさない、自分と反する人の意見も聞く、一度やった過ちから反省する事を見つけるなど、当たり前の事ばかりだ。
これだけどの業界も複雑化し、リスクが多様化している現在は、特定の誰かを贔屓にして、ついていきさえすれば万事安全という事はありえない。
いつその人が何等かの形で今の職を追われる事になるかもしれないし、怪我や病気でそのポストから突如退く事もあるのだ。
オレ様上司にベッタリなコバンザメ部下からも学ぶ事はある。
彼、彼女らはオレ様部下の利益になる人には優しいが、利益にならない人には一切愛想を振り向かない。
コバンザメ部下に関わる事は、タチの悪いマルチ商法に引っかかるより、もっと気分を害するし、時間をムダにした気分になる。
オレ様タイプには必ずといっていい程、彼らをヨイショするコバンザメ部下が居る。
何が起こるかわからない現代において人間関係の幅が極端に狭いのがオレ様上司とコバンザメ部下のセットだ。
もしも身の回りに居たとしたなら、最低限の関わりだけにとどめて置いた方がいい。
彼、彼女らの様な、単純な価値観で仕事を半永久的に続けられる程、平成が終わろうとしている今の世の中は甘くないのだ。