もう一度貴方と仕事がしたいと言われる人は、人格と能力に沿った4つのポイントがある?

  • 2018/06/16
  • ビジネス
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  • 沖倉 毅
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貴方は、部下、上司、はたまた取引先から『もう一度貴方と仕事がしたい』と言われる人間だろうか。

信頼は能力と人格の二本柱

取引完了後、音沙汰もなくなった取引先。
大学卒業もしくは、上京後、全く連絡が取れない友達や先輩。
SNSやメールで定期的に連絡を取っていても、結婚、転勤、介護などで逢いに行く事もなくなった友人。

全て当てはまる様なら、オヤジたちの信頼度は赤信号になる。
今の付き合いはあくまで仕事上、利害関係があるからという事になる。

趣味の仲間、仕事、学生時代の友人という垣根を超え、いざという時に駆けつけてくれる友人を得るには
何が必要か、信頼である。

仕事で信頼されているから、オレは大丈夫だよ!というオヤジ程危ないのだ。

 

信頼は能力と人格の二本柱

人は他人が信頼に値するかどうか判断する時、相手の能力と人格を見る。
いくら能力が優れていると評価が高くても、人格に欠点があったり、その人の周りに派閥が出来ている様では、
信頼に値しない。

ビジネス思想家のスティーヴィン・R・コヴィーは、信頼を4つの要素に分けている。

1:結果(実績、キャリアなど)
2:力量(知識、スキル)
3:意図(何かを成し遂げようとする動機、価値観)
4:誠実さ(正直、謙虚であり、有言実行主義で、逃げない事)

1と2は、人間関係や、勤務先など、その人が仕事をする状況さえ整っていれば100%発揮できる。
1と2のみで、仕事が出来る人と判断するのは、早急だ。

今の日本は、業種によっては能力と運の良さだけで、信頼を勝ち取ったとカン違いしている人も少なくない。
その様な人が管理職になると、傲慢で他人の言うことに耳を傾けられなくなる。

信頼は能力と人格の二本柱

能力や数字だけで評価されてきた人は、本物の信頼が何かを判っていない。
そのまま還暦を過ぎてしまうと、本物の信頼を得るためには人格も必要だという事が判らないままになる。

仕事の『能力と成果さえ評価されればいいんでしょ』という人が、管理職になると、信頼の根幹である、
誠実さと意図は身につかなくなる。

実際に筆者がジムのスタジオで顔を合わせる単身赴任の銀行員に、こんなオヤジが居る。
たいして忙しくもないのに来るのはいつもギリギリでヘラヘラ笑い、悪びれもせず、割り込んでまで、いい席にいく。

信頼は能力と人格の二本柱

プライドばかり高く、上目線の説教口調で、できない事にブチあたると、すぐにイジけるが、出来ると判ると、無駄に万能感を丸出しにし、暴れだす。

これが人間として信頼に値するだろうか、できないだろう。
仕事さえできれば評価されるという考えは、30までで捨てるべきだ。
では、本物の信頼を得るための、人格に起因する信頼の要素とは何だろうか。

 

仕事で成果を残している自分が好きという構図になっていないか

信頼を構成する人格の要素は、樹木に例えると、地面に埋もれている根であり、地上に出ている幹である。
能力よりも、信頼の判断基準としてウェイトが高くなるのは、人格だ。
その中でも、外から判断しにくいのは意図だろう。

仕事で成果を残している自分が好きという構図になっていないか

同じ結果を残し、才能を持っているにしても、その人がどんな動機で、何をする人なのか、そこが見えてこないと、信頼を築くことは難しい。

仕事で成果を残してきたのに、もう一度貴方と働きたいと言って貰えなかった。

同じ趣味のイベントに参加したのに、取り巻きだけ盛り上がって、後から他の参加者に烈火のごとく叱られた。
この様な事が過去にある場合は、信頼における『意図』と『誠実さ』が欠けているのだ。

『力量と成果を残している自分が大好き』という自己愛と、信頼の構築は違う。
信頼とは人間関係における安心感のバロメーターであり、自分スキスキの押し売りではない。

仕事で成果を残している自分が好きという構図になっていないか

そんな事は、幼稚園児でも出来る。
では、『意図』と『誠実さ』を身に着ける為に必要な事とはなんだろうか。

 

良き信頼関係を築く為の、3ステップとは

『誠実さ』と『意図』を相手に伝え、良き信頼関係を築く為には、次の3つのステップが必要だ。

1:協力しあう意識を持つ
2:盲目的に信頼するのでも、疑念をもつのでもなく、賢い信頼を選ぶ
3:人として信頼される行動をとる

1の場合、相手により依存することも、縛られる事も、逆に振り回す事も、迷惑をかける事もない、真の自由を、与えることを意味している。
持ちつ持たれつが、信頼関係を生むという事だ。

2は、相手によって精神的依存度を変えている様では、信頼関係は築けないという事だ。
何が何でも従う軍団の様な依存度の高い人たちをみて、信頼関係のある人だと思えるだろうか。
逆に疑惑を持つ人を見ても信頼できないだろう。

3は当たり前の話だが、人間切羽詰まった時程、常識はずれな行動をとり言葉が口から出てしまうものである。

物事の間違いを正し、透明性を高め、率直に話し、他人の言い分に耳を傾ける。
現実を直視し、説明責任を果たす。

良き信頼関係を築く為の、3ステップとは

これらの事柄を追い詰められている時ほど徹底する事だ、人間誰がどこで見ているか判らない。
信頼構築力は、ビジネスにおける重要なスキルだ。

きちんと構築出来ている人は、派閥を作ったりしないので、また仕事をしたい、逢いたいと言われるのである。

この記事の作者

沖倉 毅
沖倉 毅
ビジネスと国際関連をメインに執筆しています沖倉です。 転職経験と語学力を生かし、語学教師とフリーライターをしています。 趣味は定期的に記録会に出る水泳、3000本以上お蔵入り字幕なしも観た映画、ガラクタも集める時計、万年筆、車、ガーデニング、筋トレです。 どうすれば永遠の男前になれるかをテーマに、取材は匿名を条件に記事執筆に勤しみます。
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