年末年始の配達仕分けアルバイトの時給が高騰
- 2017/11/21
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一年一度のオヤジのアルバイト
何かとお金が必要となるオヤジ世代ですが、かといって日常的な副業はなかなかできるものでもありません。定時で退社できる事務系の職業ならともかく、営業などで時間が読めない仕事をしていると、他所へ働きに行くことはハードルが高過ぎます。そんなオヤジでも、一年に一度だけ存分にできるアルバイトがありました。
それこそが、気になっているオヤジも少なくないと思われる、運送関係の年末年始アルバイトです。たとえば、日本郵便の配達や仕分けの短期アルバイトがあります。いつものようにやってくる郵便配達と一緒に、アルバイト募集の告知がポストに入っているのを見たことはありませんか。
そして、運送関係の短期バイトといえば、クロネコヤマトの宅急便です。経験者だというオヤジもそれなりにいるかもしれませんね。実は、このクロネコヤマトのアルバイト、募集によっては1000円を超える仕事にありつける可能性が少なくないようです。
そうはいっても、年末年始休暇なんか短くて採用されないだろ!と思うかもしれません。確かに、あまりに短い期間では無理がある場合も考えられます。しかし、そこは各現場の事情がありますので、問い合わせる価値はあるでしょう。また、普段使っていない年次有給休暇を組み合わせる手もあります。仕事納めの数日前までなら、段取り次第ともいえるでしょう。
人手不足でビックリ時給が現実に
さて、そんな年末年始の運送関係アルバイトですが。ついに破格?のバイト料が出現するようです。なんと、ヤマト運輸が時給2000円という、世間的には上級スキル保持者レベルの待遇を打ち出したのです。日経によりますと、神奈川の夜間宅配業務について12月末限りの待遇とのことですが、ついにここまで来たかという感じです。
ちなみに、1500円クラスは特別とは呼べない空気が流れています。余程の大都会でなければ時給1000円は難しく、必ずしも単価が良いとはいえなかった郵便局でやるアルバイトでも、一部の深夜勤務で1500円を超えているとのこと。同じく日経によれば、東京の仕分けで1605円の仕事があるそうです。他社でも年末に向けて時給大幅アップの動きが出ているようです。
こうなってくると、コンビニの深夜勤務を考えているオヤジのなかには、年末だけ運送関係を考えてみようと思う人も出てくるでしょう。他の仕事を考えている人でも同様の考えになり得ます。その結果、人材が流動化し、また新たな問題が生じるかも知れません。コストアップ分をサービス価格に転嫁することもあるでしょう。しかし、賃金が上がることは働く側には良いことです。とりあえずは12月までの話にはなりそうですが、この調子で稼ぎが増えれば消費にも回るでしょう。
また、運送業界に関していえば、適正料金を負担することで従業員の給料が上がったり、必要な人員を確保できたりするわけです。なんにせよ、一般のオヤジレベルに金が下りてこないことには何もはじまりません。消費が増えて景気が良くなればオヤジ世代としても喜ばしいことです。