9割の日本人が既に資本主義の奴隷?自分の年収は自分で決めてよい

  • 2017/04/19
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年収は他人が決めるものという思い込み

あなたは現在の根収入に満足していますか?

おそらくほぼ全ての人が常に不満を抱いていると思われるのが「収入」かと思います。「俺は満足した給料を貰っている」と心の底から思えている人は少数派でしょう。数年前に「年収300万円時代」という書籍がヒットしましたが、最近の雇用状況を見ていると、300万円でもマシな部類に入るかもしれません。

一方、高収入の代名詞の様に使われる「年収1,000万円」の人でも、都内に住んでいれば、実は経済的にさほど裕福さを感じていないどころか、とくに贅沢をしていなくても生活はギリギリというケースは珍しくありません。いずれにしても、お金に関する悩みはいつまで経っても解消されないというのが、実情ではないでしょうか。

しかし、「年収は上がらない」という発想自体が「権力側の巧みな洗脳」だと聞いたら、どう思うでしょうか。実は、知らず知らずのうちに、私たちは「安い賃金で働くことを美徳とする奴隷」として搾取する側から酷使されているかもしれないのです。誤解してはいけないのが、ここでいう「搾取する側」とは、決して「自分が勤める会社の社長」でも「上場企業の社長」でもなく、ましてや「日本経団連の会長」でもないという事です。ここでは、「自分の年収は自分で決めてもよい」という考え方について説明します。

 

給与所得と終身雇用が固定概念を作っている

給与所得と終身雇用が固定概念を作ってしまっている

既に今の日本で終身雇用に幻想を抱く人は少ないかと思いますが、それでもその呪縛に縛られて「今の会社で定年まで勤め上げることがゴール」という考え方を持つ人が未だに大勢いるのも事実です。逆にアメリカではそもそも終身雇用や退職金の概念がないため、労働者と企業の付き合い方は非常にビジネスライクで、より良い報酬が得られそうであればすぐに転職するのが一般的です。

日本では転職するにはそれなりの勇気が要るかと思いますが、その理由は、例えば年収300万円の人は「自分が年収1,000万円貰える仕事に就ける訳がない」という思い込みから行動に抑制をかけていることからも分かる様に、企業に「あなたの給料はこれだけ」と示された金額をそのまま受け入れ続けてきたために、自分の年収に上限を作っているとも言えます。

 

自己評価とは他人からの評価を受け入れた結果である

自分の価値を過小評価していないか

単純すぎてピンと来ない人が多いかもしれませんが、もし「年収を2,000万円に増やしたい」としたら、当たり前ですが、転職するなり、自力で商売をするなり、何かしらの行動を起こせばよいだけなのですが、どうしても、多くの人が自分の価値を過小評価しがちです。

そもそも自己評価とは、結局のところ、「あなたの給料はこれだけだよ」と、他人が決めた評価を受け入れるか受け入れないかだけの違いでしかないのです。

役者の世界でも、仕事が欲しいあまり、エキストラや脇役の仕事を安請け合いすると、永久に主役の座は張れないという説があります。もちろん、下積み期間を経て主役級の俳優、女優へと上り詰めるケースもありますが、芸能の世界に限らず、消費サイクルの激しい現代では、次から次へと新しいライバルが登場するため、気が付いたら自分は脇役としての地位が確立してしまったという例はよくあります。

望まない他人の評価を受け入れて自己評価を下げる前に、「自分の付加価値はもっと高い」という自己イメージを持ち続けたいものです。

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