最後に失敗したくない人のための退職の挨拶
- 2017/03/04
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退職の挨拶にはまず会社の文化を知る
3月をもって今の会社を退職される方も多いかと思います。すでに、何度か転職を経験されている方であれば、退職時の挨拶も慣れているかもしれませんが、初めての方や転職回数の少ない方であれば、どのような挨拶をすればいいのかと迷われていることと思います。
退職の際の挨拶は、会社ごとの文化もあります。最後の出勤日に、フロアの一角で立って、部署の人や全社員に対しての挨拶を行うこともあるかもしれませんし、いつもと同じように出社・退社をし、その退社をもって、最後となることもあるかもしれません。また、フロアが広かったり、拠点がいくつかに分かれていたりする会社であれば、メールで退職の挨拶をすることもありますよね。まずは、自分の会社の文化を知ることが重要です。
人前に立って挨拶を行う場合
ほかの人が仕事をしているときに、その手を休めて挨拶を聞いてもらうことになるので、まずは、そのことに対する感謝の気持ちを添えると良いでしょう。そして、今までお世話になったこと、自社製品やサービスを大切に想う気持ちや、後輩や部下がいるような場合であれば会社に残る人たちへの応援メッセージも含めると良いでしょう。
また、当日出勤されていない人がいたら、簡単なメッセージを残しておくことをお勧めします。これはメールでも構いませんが、あらかじめメッセージカードを用意しておくと便利です。
メールで挨拶を行う場合
退職する日の午後に、同じ部署やフロアの人、会社の規模によっては社員全員にメールを送ります(上司にはメールのほかに直接の挨拶も忘れずに)。このときメールは必ずBCCとして、メールの内容には「本来なら直接ご挨拶をすべきところ、メールでのご挨拶にて失礼いたします。」と書くのが最低限のマナーです。
そして、メールの内容には、在職期間に多くのことを学ばせてもらった感謝の気持ちを添えるとよいでしょう。退職後の連絡先については同じ部署の人に対しては、携帯の電話番号や個人のメールアドレスを載せることもありますが、ただ、あまり一般的ではないかと思います。このあたりは、会社の文化によっても異なるので、以前に退職した方のメールを真似てみるのも良いでしょう。
退職する際に会社(仲間)に残しておくもの
在職中に自分のために作成した業務マニュアルがあれば、後輩や同僚に渡しておきましょう。そして、退職の挨拶代わりにちょっとしたお菓子を配るのもよいかと思います。まれに、役職に就いている人の中には社内で必要と思われるものを寄贈していく人もいます。例えば、電子レンジやコーヒーメーカーが代表的な物品ですが、設置場所や電気代もかかることですので勝手に手配しても返されてしまうこともあります。まずは、総務担当者に確認をしてみてください。
そして、念のためではありますが、思いがけず部下や同僚が退職祝いを用意していて、持ち帰るものが多くなる可能性もあります。荷物が多くて持ち帰ることができないのは、失礼ですので、紙袋をいつもの鞄に忍ばせておくことをお勧めします。