人脈を作りたいなら「人に会う努力」をしてはいけない
- 2017/01/25
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ビジネスにおいて人脈はなぜ必要か
会社を経営する人やこれから商売を始める人だけではなく、フリーランスやサラリーマンなども含めて「ビジネスに身を投じている人」のほとんどが、人脈は必要と考えているかと思います。「案件を紹介してくれるキーマンと知り合いになりたい」「自分のビジネスに有利となる情報を持っている人に近づきたい」「新規事業をはじめるにあたってのビジネスパートナーを探している」など、何かしら「情報かお金」を求めて誰もが人脈作りに勤しみます。なかには、「異業種交流会」などへ高い会費を払って参加する人もいるでしょう。しかし、それでも、多くの「人脈を求めているビジネスマン」は結果として「大した人脈を作れていない」のが現状です。これはなぜでしょうか。
多くの人が「間違った人脈作り」に励んでいる
実は、多くのビジネスマンが「間違った人脈作り」に励んでいます。先ほどの「異業種交流会」などがよい例です。冷静に考えれば分かることですが、その様な集まりに出向く人は、同じく「人脈が欲しくてたまらない人」「お金や情報を求めている人」ばかりです。
経験したことがある人はご存知かもしれませんが、そのような集まりに会費を払って出かけ、彼らと仲良くなったところで、お互いに「欲しい」という欲求を隠しながら、手探りで「この人は自分にとってメリットがある人物だろうか」という考えで探り合い、疲弊するだけのケースが非常に多いものです。いわば、ギヴアンドテイクの「ギブ」をもたらしてくれそうな「自分が求めているキーマン」は、そもそも「異業種交流会」といった運営者側都合で開催されているマッチングの場には現れないことがほとんどです。理由は簡単で、彼らには勝手に「情報」「お金」が集まってくるからです。
自分自身が情報を「発信する側」になれば簡単に人は集まる
では、どうすれば、有益な人脈を得ることができるでしょうか。方法は至ってシンプルで、自分が「提供する側」に回ればよいのです。先ほど、誰もが会いたいと思うキーマンの元には、勝手に「情報」「お金」が集まってくると述べましたが、自分自身がそれらを提供する側になればよいのです。とはいえ、「お金」は、持っていないことがほとんどです。しかし、「情報」は、普段から営業先での雑談やネットを介してでも、簡単に発信することで「与える側」になることができます。ただし、価値ある情報を発信しなければ、人は集まりません。
価値ある情報とは、「自分だけが知っている情報」のことですが、これらは読書やネットなどから、自分自身で大量の情報収集をすることで得られます。そして、キーマンが知っていそうな情報であっても、独自の視点で解釈して見解を述べることができれば、それは一つの情報となり、他人にとっては「新しい情報」「有益な話」と成り得るのです。このように、工夫次第でいくらでも「人が集まる情報」を発信できることに気付いていただけたかと思いますが、肝心なのは、「テイク」ばかりを求めるのではなく、「ギブ」する側に徹することです。