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最初に消えゆく硬貨はやっぱり1円玉なのか

  • 2018/10/27
  • ビジネス
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  • のりき 夢丸
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オトコの財布に似合わぬ小さな銀色硬貨の受難

オトコの財布に似合わぬ小さな銀色硬貨の受難

よくよく考えてみると、ここ1年くらい
・レジで1円玉を出そうと思って財布を探した経験
・1円玉がなくて仕方なく9円お釣りをもらった経験
そして何より
・1円玉をさわった経験
自体がものすごく減っていないでしょうか。

硬貨全般にいえることですが、オトコの財布は硬貨を忍ばせておくスペースが少なく、釣り銭を間違えるとパンパンに膨らんでかっこ悪くなるのがオチ。

とくに1円玉は「毎回毎回きっちり払わないといつまでたっても逃れられないゾンビ」のようにつきまとう硬貨。
家に帰ると「1円玉貯金箱」にぜーんぶ寄付している几帳面オヤジもいるはずです。

その1円玉。ついにというかやっぱりというか、今後流通量がますます衰退の一途をたどると予想されています。

主な原因はアレなんですけど、もうひとつそれに拍車がかかる政策も予定されていますよね。

 

おもな衰退の原因は電子マネーの普及?

おもな衰退の原因は電子マネーの普及?

最近の電子マネーの普及度合いはぐんぐん加速し、ちょっと新しい店舗、レジャー施設に入ろうものなら「おい、ここちゃんと現金使えるよな?」なんて心配をしなくていけないほどになりました。

日本人の現金指向(信仰と言ってもよい)はすさまじく、長年アジア諸国の中でも飛び抜けて低い電子マネー普及率から脱することができませんでした。
しかしここにきて信用度が上がったのか、安心だとわかったのか、国民の間に電子マネーに対する抵抗感がサッパリなくなりました。

そうなると折からの人材不足も加わり、お金を数えるためだけに人員を割くのはもったいない、会計はすべて電子マネーで、という店が爆発的に増えています。

1円玉が1枚足りないとか、足元に落ちたとか、他人がレジ前でうじうじしている姿は見ていてもイライラしますし、今では最初からさっと電子マネーで会計する姿こそ、正義だったんじゃないかと錯覚するほど。
1円玉の立場は年々寂しいものになりつつあります。

 

そもそも1円玉を作るのに○円かかる?

そもそも1円玉を作るのに○円かかる?

これは電子マネー普及以前から言われていることですが、みなさんはアルミ製の1円玉を1枚作るコストって、実は1円以上だってご存じでした?

時代によって原料のアルミ価格が違うこともありますが、1枚おおむね2〜3円かかるそうです。
つまり日本は赤字で1円玉を製造していることになるんです。

なんか釈然としないですよね。
まさか1万円札を作るのに20〜30円で済んでいる(これもホント)から、元は十分取れていますよ、とかそういうことなんでしょうか。

考えてみると、硬貨の方が立体的かつ使用寿命が長いせいもあり、偽造防止技術が大げさになるのと、1回作ってしまえば長い間使えることで正味のコストを抑えているともいえます。

でも新品なら1円玉が一番コスパが悪い硬貨だってことは事実なんですよね。

 

消費税上げに伴いハンパ表示がめっきり減るから?

消費税上げに伴いハンパ表示がめっきり減るから?

そして来年秋はいよいよ消費税10%上げの時期。

税率0も3も5も8も経験したオヤジ世代にとっては、ひさかたぶりの「きっちり値段時代再来」といえる大型税制イベントです。

振り返れば5はまだマシだったけど、3とか8時代の数えにくさっていったらなかったですよね。
おかげで3の倍数や8の倍数はイヤというほど体に染みこみましたけど、10%時代到来でそれともおさらば。
ならば1円玉たちともおさらば…

あれ、ちょっと待てよ…。
確かにひどいハンパ表示は減るかもしれないけど、120円の1.1倍は132円だし、セールお得意の98円は(おそらく98+9で)税込み107円。
また税込み100円にしたい商品の税抜き価格がやっぱり設定しにくい(90円は99円に)ことは変わらないわけで。

だとすれば、今まで1円玉をよく使っていた店では、そんなに極端に出番が減ることはないんじゃないのかな?

よく見るマスコミの論調だと、消費税10%が硬貨の需要をさらに減らす、って言うんだけど、実際の末端小売りではそんな急に減ることもなさそうなんですよね。

で、もっとうがった見方をすれば、これからは500円玉のような「レジで出すと細かい硬貨に崩されてしまう」硬貨の方が、嫌われる時だってあるんじゃないのかと。

こうやって見ると、遠い将来日本で硬貨っていう代物が消えるときは、1円だけじゃなくおそらくすべての硬貨が一斉に消えるんじゃないかと思うんです。

そして電子マネー普及と消費税10%の到来が「キャッシュレス時代ってこんなもんだけどいかが?」ってオヤジたちをかる〜く試す第1ラウンドになるんでしょうね。

この記事の作者

のりき 夢丸
のりき 夢丸
馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。 競馬血統ブログ「ほぼ毎週競馬ナビ」にて執筆中。
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