株をするなら空売りの恐ろしさを理解してからにしよう
- 2017/06/22
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空売りは確かに美味しいですが
何かの思惑で株価が異常に上がり過ぎた銘柄は、やがて元値とは限りませんがかなり高い確率で下げていきます。
これを狙った空売りと言う投資は確かにすすめられるものではあります。
しかしながら、実際にこういう投資手法で財を成している人がどれだけいるのかと言うと怪しいものです。
それはそれなりの高いリスクも持っているからです。
決してハイリターンには手を出すなとは言えませんが、ハイリスクがあると言う当たり前の話をないがしろにしてはいけません。
ここでは空売りでどれだけのリスクを抱える事になるのか、そしてそれを極力排除するにはどうするかについて述べてみます。
それが空売りだけに限らず、株で稼ぐ事の難しさを知る事にもなるのです。
空売りにハマらない
・空売りの特殊性
まず、空売りは普通に株価の上昇を期待する投資とは違う特殊な手法だという事を認識しておくべきです。
何かのグッドニュースがあれば期待を込めて株価は上昇するものです。
そして買いが買いを呼んで往々にして実態以上に上がるものです。
そこへ空売り派としては、そこはただの上がり過ぎだと冷静に捉えたつもりで空売りを仕掛けたりするものです。
これが成功する事も良くあります。
実際にかなりの確率で成功している人もいるものです。
ところがこれは美味しいとそんな手法に浸っているとだんだんトレードが甘くなってくるのです。
そしてある時、強烈な悲劇が待ち受けます。
何気に空売り条件を満たしたかのような気になって空売りをするも思惑と裏腹に上昇を続ける場合があります。
いつもならそこでしっかりロスカットをするのですが、それでも自信を持ってナンピンしてさらに空売りを重ねようとすることがあるのです。
ところがさらに上昇をするとある時、ほぼ一瞬で急上昇するようなタイミングがあります。
これにはさすがに付いて行けずに呆然と眺めてしまいます。
それは心の隅にまだこれも一瞬で下がるものとの甘い考えがもたげてしまうのです。
終わってみればストップ高となって成り行き買いでロスカットをしたものの約定もさせてもらえず、翌日も寄らずのストップ高でたちまち大損を出すのです。
その頃になってどんな凄いグッドニュースがあったのかを知ってしまうのですが、もう手遅れです。
そして泣く泣く手離した瞬間から急下降をして元値付近に戻ってしまうと言う展開で結局、最初から空売りなんかするんじゃなかったと思う羽目に陥るのです。
空売りは条件が揃わない限りしない
空売りして逆行し上昇を続けた場合、損失は無限大に膨らみます。
その時の恐怖感は半端ないものがあります。
ですから極力リスク管理をする必要があります。
・ロスカットラインは忠実に守る
思ったよりも大きな損失が出たとしてもあらかじめ決めておいたロスカットラインはルールとして守っておきましょう。
後になって思えば、おかげで小さな損失で済んだと思える事の方が多くなるはずです。
・翌日に持ち越さない
場が引けてからでは出てこない情報が出て来たりします。
それが理由で翌日は高値で寄り付いたりする場合もあるのです。
・いろんな条件をクリアしたもののみにチャレンジする
市場の動向、チャート、仕手株性、需給、ファンダメンタルズなどの指標と押さえておきたいものを全てクリアするものは少ないものですので慎重にする事です。