今後の世界経済を担うのは「MENA」!?欧米の投資家が注目
- 2019/02/19
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ポストBRICsの「MENA」!
世界的に注目が集まっているのが「MENA」です。MENAとは、中東(Middle East)と北アフリカ(North Africa)」の頭文字からきています。このことからわかるように、今注目がMENAとは、中東と北アフリカを合わせた地域のことです。
そこで気になるのが、なぜ中東と北アフリカの地域が注目されているのかです。そこで今回は、MENAが注目されている理由や今後の展望などについて紹介していきます。世界経済に注目している方は、ぜひMANAの情報に注視してみてください。
MENAが注目されている理由!
中東と北アフリカを合わせた地域であるMENAが注目されている理由は、今後高い水準での成長が期待されているからです。すでに、MENAとされている地域のGDPは、どんどんプラス成長しています。
ちなみにMENAの定義ですが、実は厳密な定義はありません。ただ一般的に、アラブ首長国連邦」イランサ・ウジアラビア・パレスチナ・アルジェリア・エジプト・シリア・モロッコ・イエメン・オマーン・チュニジア・ヨルダン・イスラエル・カタール・リビア・イラク・クウェート・バーレーン・レバノンなどが挙げられます。
なぜMENAは成長していくことが見込まれているの?
<オイルマネーの存在>
MENAの成長が見込まれているのは、オイルマネーの存在が大きいです。中東と北アフリカは産油国が多く、石油収入があります。そのため、他の地域に比べて、資源的に有利な立場にあり、経済成長にもつながるとされているのです。
<経済基盤の構造改革>
MENAが今後成長していくことが期待されている理由は、経済基盤の構造改革も挙げられます。産油国の多くは、石油依存の経済基盤の改革に取り組んでいるのです。実際に、アラブ首長国連邦は産業の多角化を目指す経済対策を決めています。
MENAでは、インターネット・モバイルの普及率が高まっています。まだインフラ環境が整っているとは言えない状況ですが、今後はIT関連の成長に期待することができるのです。
<安価で豊富な労働力>
MENAは、安価で豊富な労働力があるため、今後の成長に期待することできます。単純に、安価な労働力は人件費を抑えることができ、海外企業からすれば魅力的です。とくに、北アフリカは安価で豊富な労働力を持っているため、今後成長していく市場とされています。
MENAの今後の展望!
MENAの今後は、どんどん成長していく可能性が高いです。中東と北アフリカの諸国は、オイルマネーを使って経済の多角化を目指しています。しかも、安価で豊富な労働力があるため、海外からの投資も期待することが可能です。
すでに、欧米諸国からはMENAへの投資をしている企業が多くあります。ネットの普及もあり、海外投資からのスタートアップ企業が増えており、今後はITを活用した成長に期待大です。
課題は地政学的リスク
MENAの課題は、地政学的リスクが挙げられます。とくに、中東は地政学的なリスクが大きいです。テロやイランの核問題、パレスチナ問題などのリスクがあります。紛争地域もあり、情勢が安定しているとは言い難いのが現状です。
逆に言えば、リスクがわかりやすいと捉えることができます。地政学的リスクを避けることができれば、とくにマイナス要素がありません。今後MENAが発展していくためには、地政学的リスクをどうやって減らしていくのかがポイントになります。
今後MENAの存在感は増していく!
今後、世界経済ではMENAの存在感が増していく可能性があります。もともと、石油産出国はオイルマネーがあることもあり、十分存在感がありました。しかし、最近では石油依存脱却に向けた経済対策をしています。まだまだインフラが整っているとは言い難いですが、インターネット・モバイルの普及率は高くなっており、IT関連の成長が期待されています。
また、安価で豊富な労働力があるため、海外投資家からも注目度が高いです。MENAには、今後経済成長していく要素が大いにあります。それだけに、今後はさらにMENAの存在感は増していくのではないでしょう。