知らないうちに踏んでいる!人脈つくりの地雷は人間性と品格
- 2019/03/17
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趣味を通じて出逢った友達、長年の仕事の同僚、取引先で良くしてくれる同業者。
彼、彼女らを通じて築いた人脈は宝とも言えるが、その一方で『これをやったら人として信用出来ない』という譲れないものがあるのは確かだ。
共通の趣味の話で盛り上がったとしても、仕事で良きパートナーだとしても、その人が人間として信用ならないのであれば、どうだろうか。
20~30代までは、趣味や仕事を介して出来た仲間を大事にすると人脈が広がるので良い。
だが40を過ぎた時に、考え直さなければいけないのは、付き合う人の人間性だ。
貴方の周りは問題はないだろうか。
気が付かないうちに踏んでいる、人間関係の地雷
仕事や趣味で有利な情報を持って来ようと、良くしてくれる人であろうと、普段からポジティブで、他人の悪口を言う所は見た事がないという人であろうと、その人の隠れた人間性というものは、思わぬ所で出る。
隠れた人間性が意味するのは、その人の持つ生まれもった品格と、人間性の良しあしである。
私は以下の点が、話し相手から露見した時には、距離を置くようにし、それでも相手が、振る舞いを顧みようともせず、ふんぞり返っているようであれば、離れていく。
1:笑い方が下品、耳障り、場を読まない笑い方をする
2:面識がそれほどない相手に、政治や宗教、はたまた軍の話を延々と語る
3:相手のトラウマに思っている事を鼻で笑う
4:お金に汚い
これらは、主観的な考えで生きているからこそ出て来る振る舞いだ。
自分中心に地球が回っているわけでもあるまいし、他人に政治や宗教や軍、金銭感覚をおしつけるのは美徳ではない。
笑い方が耳障りな人は、話し方にも問題があり、敬語を使う相手を間違っているケースが多い。
本気で怒っている時や、媚びへつらう相手にだけ敬語を使い、自分より下に思う相手にはタメ口を聞くという人は信用ならないという事を以前に書いたが、こうした事も、意識しないうちに出てしまう、隠れた人間性の一つだ。
これら4つの事柄は、意識しないうちに他人にやってしまう事柄で、やられた方は、じわじわと不信感が溜まる事柄ばかりだ。
『いい人だと思っていたのに、許せない』という思いが、積もりに積もってしまう。
気が付いたら趣味や仕事をぬきにして信用できる人が居ないという人に共通するのは、
4つの『他人の地雷』のどれかを踏んでいるからだ。
具体的には、どの様な例が挙げられるだろうか。
人生観や品格は、ちょっとしたことで表に出る
人間関係の地雷を踏んだ時の修復法について無責任だと思うのが、殆どのビジネス指南書や、生き方指南書に書いていない事だ。
ポジティブに生きようとする事をモットーにするビジネスや生き方指南書や話題の本を読むと、これらの事柄に対し随分無責任な事ばかり書いてある。
相手の地雷を踏んだ場合は、別に嫌われても構わないから堂々としろと言わんがばかりの誤解を招きかねない文面が書かれているものもある。
ただでさえ昔の人に比べて本を読まなくなった現代人だというのに、自分のご都合主義な言葉ばかりネットで拾い読みしても、かえって人間関係のわだかりやトラブルは広まる一方だ。
笑い方に品がない人や、他人がトラウマに思う事を鼻で笑う人を貴方は信用出来るだろうか。
笑い方一つで、その人の人間性が出てしまうのだから、これ以上に恐ろしいものはない。
文字は訓練すれば、大人になってからでも巧く書ける。
料理も食べ歩き、努力すれば舌が覚える様になるが、笑顔、笑い方は心が磨かれないと、変わる事がない。
女性で、こじゃれた小料理屋に来ている人が『げはははは』と笑いだしたら上品で知性ある人だと思うだろうか。
その前までウンチクを披露していても、その笑い方で興ざめしてしまうだろう。
話をよく聞いてくれる人が最後に『お宅どちらに、お住まいで?次の選挙では○○党を宜しくお願いしますね。』と会話の最後に言われた日には、距離を置こうと思うだろう。
そんな距離を置きたくなる人の最たるものが『他人のトラウマを笑う人だ』。
聞いてる人にとってはどうでもいいかもしれないが、その人にとってみれば克服するのに、
どれだけ時間がかかった事か判らない。
私自身はディスカリキュア(計算障害)に悩まされ。小学校低学年まで数字の順番も判らなかったが、公文に通って1年で5桁の掛け算割り算まで一気に出来る様になった。
その話を趣味のジムの人にしていたら、笑い方が以前から下品で、媚びる相手にだけ
不自然な敬語を使うパートの看護婦が、上目づかいで鼻でせせら笑ったのである。
本人は全く意識してないが、子分格だと思う人には、こいつ呼ばわりでの、タメ口で徹底的にバカにする中年女性だ。
それ以来、彼女は私と顔も合わせず、無論謝罪もなし。
慇懃無礼の敬語をあからさまに不本意な態度で使うのである。
この様な人間が正直、一番信用ならないし、重大な仕事を任せても金を預けても持ち逃げしてしまう可能性は高い。
私自身、逆に、背が高くて足が長かったら、もっと違う人生が遅れたのにと、知り合いの男性に、言われた事がある。
世の中にはルックスのハンデを、はねのけたアリババの元CEOジャック・マーの様な人もいるが、全てが彼の様にはいかない。
彼にとってルックスのトラウマは、どんなに仕事を頑張っても付きまとう事なのだろうし、鼻で笑うべきではないと思い、黙ってきく事に終始した。
いかがだろうか。
どんなに仕事が出来る有能な部下だろうが、趣味を通じて知り合った人だろうが、その人が
信用出来るかそうでないかを決めるのは人間性と品格だ。
この2つを押さえておけば、人脈つくりに困る事はないだろう。