社畜自慢をするオヤジの深層心理があまりにも不憫な件

  • 2017/07/23
  • ビジネス
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社畜自慢が止まらない理由

社畜自慢が止まらない理由

社畜(しゃちく)とは、会社に飼いならされている労働者のことです。

ブラック企業の問題が浮き彫りになる中で「自分も社畜かもしれない」と感じたことがあるオヤジはどれほどいるでしょうか。
そして中には社畜であることを自ら曝け出し、自慢とも取れる発言を繰り返す人もいるようです。
その自慢の多くは『労働時間』『勤務日数』『労働環境』『人間関係』に関するもので、「毎日残業」「一度も有給を取ったことがない」「休日出勤は当たり前」「パワハラを受けている」などが挙げられます。

その社畜っぷりは傍から見ると可哀想にも思えますが、社畜自慢をする人は社畜であることを誇りに思っている節があり、苦労していることを周囲にアピールしたがります。

幾度となく繰り返される社畜自慢に耐えかねて「じゃあ、辞めたらいいじゃないか」とアドバイスしたことがある人もいることでしょう。

なぜ、人は社畜であることを自慢したがるのか―――。社畜自慢に隠された深層心理を紐解くと、社畜が社畜であり続ける理由が見えてきました。

 

「期待されている」「必要とされている」という安心感

「期待されている」「必要とされている」という安心感

「仕事が沢山溜まっている」→「それだけ多くの仕事を任されている」→「自分は会社に期待されている(必要とされている)」と思い、それが“残業自慢”になって現れます。
文句を言いながらも仕事を多く引き受けることで、会社や上司からの評価が上がると信じて疑わないのです。

「忙しい男はカッコイイ」と思っている

恋人がいなければ、これといった趣味もない。
気軽に会える友人も少なければ、休日には暇を持て余すことが目に見えています。
そんな時に「あ~今日も休日出勤だ…」とFacebookやTwitterでつぶやくのは、忙しい男をアピールしたいからです。

 

強い劣等感を抱いている

強い劣等感を抱いている

残業する理由を考えてみましょう。
ミスが多くて要領が悪く、定時までに仕事を終わらせることができない人である可能性が高いです。
そんな人は「自分はダメな人間だ」と思い詰めてしまうこともありますが、事情を知らない他人に残業時間を自慢することで「自分は勤勉で会社に貢献している」とアピールし、安心感を得ようとします。

 

褒められたいという欲求が強い

褒められたいという願望は誰にでもありますが、その願望が強い人ほど社畜になりやすく、社畜自慢をする傾向にもあります。
社畜なエピソードを他人に披露するのは、「こんなに頑張っている自分」を褒めてほしいからです。

 

社畜自慢をされたらどう対処すべき?

社畜自慢に対して「じゃあ辞めたら?」「俺のほうが残業してるから(笑)」と冷たい反応をすると、相手の自尊心を傷つける恐れがあります。
以後、社畜自慢をしてくることはなくなるかもしれませんが、人間関係にひびが入るかもしれません。
しかしだからと言って「それは辛かったね」「頑張っててすごいね」と共感すると、何かある度に社畜自慢を聞かされ続けることになります。
人間関係を壊したくないなら共感してあげるしかありませんが「そんな人と付き合い続けるメリットって何だろう」とふるいにかける良いきっかけだと思って割り切ってもいいでしょう。

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