細いウエストのためには腹筋運動はNG?!
- 2019/02/08
- ボディメイク
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腹筋してもウエストは細くならない?
ダイエットのため、あるいは引き締まったウエストを手に入れるため、毎日腹筋運動を頑張っているという人、いますよね?男性だけでなく女性の中にもウエストを少しでも細くするために腹筋運動を日課としている人が多いようです。
しかし!実は腹筋運動をいくらしてもウエストは細くならないばかりか、むしろ太くなってしまう事を皆さんご存知でしょうか。細いウエストを手に入れるためには腹筋運動は必ずしも正解とはならないのです。
腹筋運動をしてもウエストが細くならない理由は簡単です。腹筋運動をすると当然腹筋が鍛えられるのですが、筋肉は鍛えると基本的には筋肥大します。つまり太くなるという意味です。一生懸命腹筋運動をすると腹筋の厚みが増す分だけウエストは太くなるというのが当然の理屈なのです。例えば脚だってスクワットをすれば太くなりますし、腕だってダンベルカールをすれば太くなります。ウエストだけ腹筋運動をして細くなるなんてはずはないのです。
まずは体脂肪を落とそう
ウエストを細くするためにはまずは体脂肪を落とさなくてはいけません。腹部は個人差はあるものの体の中でも最も体脂肪を蓄えやすい部位です。内臓脂肪と皮下脂肪の両方の影響をダイレクトに受けますからとにかく体脂肪が多い状態では絶対に細いウエストは手に入らないわけです。
腹筋のカット(シックスパックと呼ばれますね)も基本的には体脂肪が10%を下回れば表に現れてきます。腹筋はもともとみんな割れていますから問題は体脂肪の量だけなのです。
ウエストが細く見えるかどうかはお尻や背筋の大きさとの比率にもよります。ですから男性の場合は広背筋をしっかり鍛え、逆三角形の上辺部分のサイズを大きくすることでよりウエストが細く見えるようになります。女性であればケーブル・パス・スルーやヒップスラストのような種目で臀筋を鍛えましょう。ボディラインにメリハリが出てウエストがとても細く見えるようになります。
つまり、ウエストを細くしたい人が筋トレを頑張るなら、腹筋よりも背筋・臀筋の方が重要と言えるのです。
立体感のある腹筋を作るために
とは言え、体脂肪をしっかり落としウエストを細く仕上げている事を前提とするならば腹筋を鍛えるのには意味があります。
前述した通り、腹筋も筋肉ですから鍛えれば大きく育ちます。その際、よりボコボコとした立体感のある腹筋となるためにはやはり腹筋運動は重要な要素なのです。
ただし、この時気をつけなくてはならないのは、鍛えるのはあくまでも腹直筋だけに絞り、斜腹筋は鍛えないようにするという点です。腹直筋というのは体の正面の腹筋のことで斜腹筋とは両サイドの脇腹の筋肉です。腹直筋を鍛えてもウエストは太く見えませんが、斜腹筋をあまり鍛えすぎてしまうと寸胴体型になってしまうのです。体を撚るような動作はあまり行わず、クランチやレッグレイズを中心に腹筋を鍛えると良いでしょう。
スポーツ選手は別です!
一般の方であれば体を鍛える理由のほとんどが外見と健康のためでしょう。これは言い換えると機能性は二の次という意味になります。
一方で、何か専門的にスポーツ競技を行っているアスリートの場合は少し話が違ってきます。外見のために斜腹筋を鍛えないでいると体幹の筋力が他の部位の筋力に比べて弱くなってしまい運動パフォーマンスが低下してしまうおそれがあるのです。
ゴルフやテニス、サッカー、野球、バドミントンなどスポーツで良い結果を出すためには全身の筋肉を弱点無くバランス良く鍛える必要があります。自分の目的や優先すべき点を考慮し、正しいボディメイクの方向性を決めるようにしましょう。