筋トレ重要知識!「神経」を知ればあっという間にデカくなる?!
- 2018/06/26
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脳や神経が筋トレと関係する???
筋トレ好きな人のことを一部では「脳筋」とか「脳まで筋肉」などと言ったりしますよね。これは筋肉の無い、貧弱な人やデブのやっかみ、妬みからくる残念なdisりだとは思うのですが、実際脳と筋肉、あるいは神経と筋肉には重要かつ密接な繋がりがあるのは事実です。
脳や神経を知れば筋肉をより強く動かすことができますし、その結果筋トレの効率も高まります。逆に脳や神経を無視してトレーニングするのは非常に無駄が多く苦労の割には筋肉の発達が見込めないのです。
今回は、より簡単かつ手軽に筋肉を育てるために、神経や脳と筋トレとの関係についてざっくり解説していきましょう。筋肉を動かす前にその準備をしておくことで、筋トレに必要となる時間を短縮し疲労も軽減させることが可能なのです。
右手が疲労すると左手が元気になる?
貴方の利き腕は右でしょうか。左でしょうか。一般的には右利きの人が多いですよね。では、普段あまり使わない左手の筋力を一番簡単かつ迅速にアップするにはどんな方法が適切なのか。分かりますか?
答えは「右手を疲労困憊させる」です。
全くどういう意味なのかわからない方も多いと思います。まずはこの点について解説していきましょう。
人間の体には「クロスエデュケーション」と呼ばれる特徴が備わっています。これは片方の手や足で学習した事は、反対側の手や足にも活かすことができる、という能力です。例えば右手でダンベルカールを実施すると、左手の筋肉は全く疲労することなくダンベルカールの運動に必要となる神経支配力を向上させることができるのです。
このクロスエデュケーションは「器用さ」だけでなく「発揮できる筋力」にも影響を与えることが多くの研究から明らかになっています。
右手でだけで筋トレをした後左手で筋トレをすると、そうでない場合のトレーニングより左手のパフォーマンスが向上するのです。
イメージで筋肉は強くなる
クロスエデュケーションの存在は脳の神経活動がトレーニングや運動に対して大きな影響を与えることを示唆しています。まさに「脳まで筋肉」なのではなく「脳こそ筋肉」なのです。
最新のトレーニングや競技種目の専門分野ではイメージトレーニングの存在が非常に重要視され始めています。これまではトレーニングの方法や栄養摂取の内容にばかりスポットが当たっていたのですが、これにも限界があります。そこで筋肉も胃腸も使わない、イメージトレーニングの効果に注目集まっているのです。
実際に複数の大学や研究機関からイメージトレーニングの有効性についてのエビデンスが発表されています。毎日30分のイメージトレーニングを行い、その直後にトレーニングを行うことで場合によっては10%ものパフォーマンスアップが確認されたとのことです。
30分のイメージトレーニングはなかなか実施が難しいかもしれませんが、ウォーミングアップを兼ねてコンセントレーションを高めることができればむしろ筋トレ時間の短縮に繋がるのではないでしょうか。
さあ筋トレで実践しよう!
さて、ではクロスエデュケーションやイメージトレーニングを我々の実際のオヤジ筋トレに当てはめて実践してみましょう。
まず、クロスエデュケーションに関しては筋力の左右差を埋める効果が期待できますね。必ず利き手・利き足側から実施することで反対側の腕や足のパフォーマンスを引き上げることができます。これは、普通は両手・両足で行う種目も片手・片足ずつ行う方が良い事を意味しています。
ベンチプレスやスクワットは片足ずつ行うことはできませんが、チェストプレスやローイングマシン、レッグプレスなどは軽めの重量で片手・片足ずつ実施してみましょう。
また、イメージトレーニングは上半身よりも下半身のトレーニングに対して効果が大きいというデータがあります。脚のトレーニングを行う前にはその動作をしている自分を主観、客観の両方からイメージしましょう。そして集中力を高め、短く濃密なトレーニング時間を過ごすのです。