上半身だけの筋トレはアリ?シチュエーション別筋トレメニュー構成法

  • 2018/05/01
  • ボディメイク
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  • 加藤薩樹
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全身満遍なく鍛える!時代は終わった?

全身満遍なく鍛える!時代は終わった?

これまで日本では「筋トレは上半身も下半身も漫勉なく実施すべき」という考え方が一般的となっていました。特別なスポーツを専門的に行っている場合は別として、上半身と下半身のバランス感がとても重視されてきたと言ってよいでしょう。

ただ、筋トレの本場であるアメリカやヨーロッパ諸国のトレーニー達の事情をチェックしてみると、必ずしも上半身と下半身を満遍なく鍛えるのが一般的とは言い難いのです。

欧米では「自分の鍛えたい部位だけを好き勝手に鍛える」というのが主流です。もともと枠に囚われるのを嫌う人達ですから当然といえば当然なのですが、みんな自分の価値観に基づいて鍛えたいところだけをひたすら頑張っている人がほとんどなんですね。

 

上半身だけ鍛える人が急増中

上半身だけ鍛える人が急増中

最近日本でも若者を中心に筋トレ・フィットネスブームが沸き起こっています。我々オヤジも人生の先輩として彼らにナメられることのなにようバシバシ筋トレを頑張っていきたいところですが、若い人達はどうも全身をしっかり鍛えようと考えている人が少ないようです。

若者が興味を持つのは主に上半身。デカイ肩に厚い胸。立体感のある上背部をとにかく一日も早く身に着けようとひたすら上半身だけを筋トレしている人が多いのです。

オヤジ世代の中でも筋トレ初心者を中心に「上半身だけ鍛える!」という人が急増しています。下半身はどうせ短パンでも履かない限り人からは見られないし、上半身だけとりあえずマッチョになってしまえば見栄えはするという事なのでしょう。

 

脚を鍛えることのメリット

脚を鍛えることのメリット

さて、ではなおざりにされつつある下半身の筋トレのメリットは本当に存在しないのでしょうか。筆者はオールドタイプのトレーニーですので下半身もしっかり鍛えています。そんな筆者が自分なりに実際に感じている脚トレのメリットについて少しだけ紹介してみましょう。

まず、下半身を鍛えることで日々の疲れや腰痛の悩みが激減しました。特に腰痛に関してはほぼ無くなってしまったと言って良いでしょう。以前は長時間座ったり、歩いたりすると腰が痛かったのですが今は無痛生活です。腰は主にスクワットを行う際に鍛えられます。あるいはデッドリフトですね。床から引くデッドリフトは下半身を鍛える意識のあるトレーニーしか実施しないでしょうから事実上下半身種目に分類してもよいくらいです。

また、下半身は筋肉のサイズが大きいので基礎代謝を引き上げ、体脂肪が増えにくい体質になります。太りやすいオヤジ世代にとってこれはかなり重要で、上半身トレーニングだけをしていてなかなか下っ腹の贅肉がとれないという人は、改めて下半身トレーニングも追加してみることを推奨したいですね。

他にも下半身をトレーニングすると男性ホルモンの分泌が亢進し、エネルギッシュで活発な性格になります。また男性版更年期障害の心配も少なくなるのです。

脚トレには見た目とは違ったメリットが多くあると言えますね。

 

やりたい部位をやるのが正解!

やりたい部位をやるのが正解!

ただ、筆者としてはやりたくもないのに下半身のトレーニングをする必要はないと思います。筋トレは誰かに無理やりやらされるのではなく、自分から進んで行うものです。ですから、自分が鍛えたい場所、発達させたい部位だけをまずは一生懸命トレーニングするのは大正解だと考えるのです。

実際、下半身はトレーニングせず、上半身だけ筋トレした方が上半身がデカくなるスピードは速いという意見も多くあります。つまり上半身と下半身を両方鍛えようとすると、限られたリソース(タンパク質や成長ホルモン等)が広い範囲に分散してしまって筋肉発達の効率が落ちるというわけです。

健康のためにも本当は下半身も筋トレして頂きたいところですが、まず筋トレの効果を実感し、お気に入りのボディとなるためには上半身に絞って筋トレをスタートするのも良いアイディアと言えるのです。

この記事の作者

加藤薩樹
加藤薩樹
フィットネス関連の記事をメインに執筆させて頂いております加藤と申します。トレーニングテクニックやサプリメント等々、全て自分で実践しハッキリと効果を体感できた情報だけを皆様とシェアしていきたいと考えております。 体が変われば心まで変わります。そしてハッキリ言ってモテるようになります!私の記事が皆様の充実したオヤジライフの一助となれば幸いです。宜しくお願い致します。
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